鍼灸あん摩マッサージ指圧科
「良い手」をつくりませんか
鍼灸あん摩マッサージ指圧科では、鍼灸実技の他に手技学総合・あん摩マッサージ指圧実技の授業時間数が3年間で300時間あり、「鍼」「灸」実技はもちろん「あん摩」「マッサージ」「指圧」等の手技療法を学ぶことができます。それぞれの手技の違いを学びながら、基本をしっかりと身につけていきます。
鍼灸治療にプラスして3年間で多くのあん摩マッサージ指圧実技授業を経ることで、臨床の現場で役立つ「手」を作っていくことができます。さらに、技術・知識の習得だけなく、臨床家としてスタートラインに立てるよう心構えをも学んでいきます。幅広い知識と技術を身につけることで臨床家としての幅も広がります。将来出会う患者さんのため、臨床家としての良い「手」を作れるよう鍼灸あん摩マッサージ指圧科で邁進していきましょう。
あん摩マッサージ指圧科の3つのポイント
- 鍼灸はもちろん、あん摩マッサージ指圧もしっかり学びます
- 実技・授業
1200時間で
実践に強い - 国家試験
合格率95%超
定員・修業年限
定員/期間 | 授業時間 | |
---|---|---|
昼間部 | 30名/3ヵ年 | 授業時間 月~金 9:30~12:40 週2回 火・金 13:30~15:00 |
夜間部 | 30名/3ヵ年 | 授業時間 月~土(土は第1、第3) 18:00~21:10 |
本校では、総合型選抜・社会人入試・一般入試など様々な入試形態をご用意しています。
取得可能資格
はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師それぞれの、国家試験受験資格が与えられます。 国家試験は3学年の2月最終週【あんまマッサージ指圧は土曜日、鍼灸は日曜日】に受験します。
関連ページ:東鍼校の国家試験対策
鍼灸あん摩マッサージ指圧科カリキュラム
カリキュラム内容 | 授業科目 | 認定規則の単位数 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
基礎分野 | 科学的思考の基盤 人間と生活 | 人体の構造 人体の機能 英語 心理学 保健体育 栄養学 古典 薬理学基礎(漢方) | 14 | 240 |
専門基礎分野 | 人体の構造と機能 | 解剖学 生理学 | 16 | 320 |
疾病の成り立ち、 予防及び回復の 促進 | 病理学概論 臨床医学総論 臨床医学各論 リハビリテーション医学 衛生学・公衆衛生学 | 14 | 310 | |
保健医療福祉と はり及びきゅうの 理念 | 医療概論 関係法規 | 3 | 60 | |
専門分野 | 基礎あん摩マッサージ 指圧学 基礎はり学 基礎きゅう学 |
あんまマッサージ指圧理論 はりきゅう理論 東洋医学概論 経絡経穴概論 |
13 | 260 |
臨床あん摩マッサージ 指圧学 臨床はり学 臨床きゅう学 |
東洋医学臨床論 臨床あはき学 |
3 | 300 | |
社会あん摩マッサージ 指圧学 社会はり学 社会きゅう学 |
地域理療学 理療経営学 |
2 | 40 | |
実習 | あん摩マッサージ指圧実技 はりきゅう実技 |
24 | 900 | |
臨床実習 | 臨床実習 | 4 | 180 | |
総合領域 | 総合応用 鍼灸学総合実技 |
10 | 250 |
3年間で1200時間以上の実技授業
本校の実技実習授業は、臨床経験豊富な教員がそれぞれの専門分野を学生の立場になって指導いたします。実技実習時間は、3年間で(課外特別授業)や実技室開放含め1200時間以上にもおよび、伝統の技から最新の医学の知識まで、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師に必要な知識と技術を惜しみなく伝えることができます。また、ほとんどの実技授業では指導教員が2名体制で担当し、きめ細やかな実技指導を行います。
年次 | 教科 | 内容 |
---|---|---|
1 | ● はりきゅう実技Ⅰ ● あん摩マッサージ 指圧実技Ⅰ |
● 鍼灸の基礎を学ぶ ●あん摩マッサージ指圧の基礎を学ぶ ●あん摩マッサージ指圧の応用を学ぶ |
2 | ● はりきゅう実技Ⅱ ● あん摩マッサージ 指圧実技Ⅱ |
● 日本伝統鍼灸術 ●あん摩マッサージ指圧の 応用を学ぶ |
3 | ● はりきゅう実技Ⅲ ● あん摩マッサージ 指圧実技Ⅲ |
● 鍼灸について総合的に学ぶ ● 手技について総合的に学ぶ |
鍼灸あん摩マッサージ指圧科で学べること(実技)
はり灸実技
<はり灸実技>1年で学ぶ実技
〇人体(教員、クラスメート)にハリを刺すことができる
<前期>
・はりの種類と刺し方を学ぶ
・燃鍼と管鍼法
・学生自身で作成した糠枕(ぬかまくら)への刺鍼
・浮き物通し(果物、野菜)
・堅物通し(切り板)
・教員の鍼を受ける(手足)
・学生が教員へ鍼を打つ(手足)
・自身に鍼を打つ(足)
<後期>
・学生同士で鍼を打つ(進行順…足→手→背部→腹部)
〇人体に灸を据えることができる
・フェルト上に捻った艾を置く
・竹の上に艾を点火する
※完全燃焼の灸(透熱灸)、7割で消す灸(7分灸)
・ステンレス板(施灸板)にティッシュを敷き、艾を点火
※ティッシュの2枚目に穴が開かない温度の艾を置く
・自身の足裏に灸をすえる
・学生同士の足裏に灸をすえる(進行順…足裏→足→手→背部→腹部)・
<はり灸実技>2年・3年で学ぶ実技
<2年生>
〇クラスメート同士での鍼灸治療
・肩こりの治療 ・腰痛の治療 ・睡眠
・頭、首、肩の痛み ・腹痛 ・背部痛
・整形外科疾患
・積聚治療 ・太極療法
・徒手検査 ・運動機能検査 ・神経系の検査
・局所の検査 ・望診、聞診、問診、切診、脈診、全身診察法
・診断:舌診、腹診
・知熱灸、竹の輪灸、灸頭鍼
・円鍼、てい鍼、長鍼、打鍼、接触鍼
<3年生>
〇主要疾患に対する鍼灸診療
・顔面麻痺 ・眼精疲労 ・めまい
・耳鳴り、難聴 ・喘息 ・便秘
・生理異常 ・脳卒中 ・メニエール病
・膝関節症 ・顎関節症 ・高血圧
・肩関節周囲炎 ・スポーツ障害 ・口内炎
・ED
〇臨床実習(一般患者対応)
あん摩マッサージ指圧実技
1年生で学ぶ実技
〇あん摩マッサージ指圧の基本
・各手技の基本とその作用
・身体各部へのすじ揉み
・体表から触れる筋肉が理解できる
・肩背部へのあん摩法
・頸部、頭部へのあん摩法
・全身あん摩
2年生で学ぶ実技
〇マッサージ技術の習得
・経絡に沿った施術 ・各部位への施術
・オイルマッサージ ・スポーツマッサージ
3年生で学ぶ実技
〇あん摩手技
・経絡の流れに沿ったあん摩手技
・軽擦法
〇指圧理論と全身指圧
・指圧全般の習得
実技講師ピックアップ
井上 良太先生
(1966年本校卒業/ あん摩マッサージ指圧実技/はりきゅう実技)
あマ指・はりきゅう実技講師。小守スポーツマッサージ療院の代表も務めており、後進の育成にも力を入れ、多数のトレーナーを輩出
実技講師詳細:井上 良太先生
舘野 ひろみ先生
(2010年はり師・きゅう師・ あんまマッサージ指圧師国家資格取得)
臨床教育専攻科卒業。2013年より本校教員として勤務。 現在、専任教員と治療院との兼業。
実技講師詳細:舘野 ひろみ先生
竹内 廣尚先生
(1970年本校卒業/ あん摩マッサージ指圧実技/手技学総合)
2011年~2018年 本校校長。退任後も講師として、後進の指導に努めていらっしゃいます。
実技講師詳細:竹内 廣尚先生
金子 公憲先生
(金子マッサージ代表/ あん摩マッサージ指圧実技)
ご実家は箱根で50年続く鍼灸あん摩マッサージ指圧院。東洋医学にもとづいた経絡治療をおこなっていらっしゃいます。
実技講師詳細詳細:金子 公憲先生
現場で活躍するための あん摩マッサージ指圧実技実習
本校の特徴のひとつに、実践に基づいた実技実習があります。
卒業後に即戦力として活躍するために 鍼灸同様1年次から段階を追って行われる実技実習は、本校在校生や卒業生からも高い支持を得ており、女性の先生も多数在籍しているので安心して学ぶことができます。
1年次 ~手をつくる~
治療家にとって最も大切な手を作る基礎になるのが1年目です。現役で活躍する先生たちから指導をしっかり受け、治療家としての基礎作りをしていきます。
まずは体構えと治療家の手を作る
1年目はまずしっかりと基礎練習をします。
- 治療家になるための体構え
- 土台をしっかり作ることの大切さを実技授業で実感
- ツボを探せる
- 治療ができる手をつくる
- 患者さんの身体が発する情報をしっかり読み取れる手をつくる 臨床経験豊富な講師陣による実技授業は現場でのノウハウが満載。
- 1年目から常に現場を意識した練習は東洋鍼灸の伝統です。
2年次 ~伝統と革新を学ぶ~
技に磨きを!
本校は、はり灸実技ともに「手技」でも独自の術式を持っていて、1年では流れをおぼえ、2年ではそれに磨きをかけています。実際にその術式で臨床を重ねている経験豊富な先生方から伝統の技、さらには応用も学ぶことができます。
2年では、マッサージを学びます。オイルマッサージ、スポーツマッサージ等さまざまな疾患に適応したマッサージを習得することが出来ます。
3年次 ~実践のチカラ~
即戦力になるチカラをつける!
3年では臨床50年の先生から、他学校では教えない東洋医学の深淵を学ぶことができます。加えて、診断法の授業もあります。さらに外部から指圧の先生をお招きして指圧の授業も半期ごとに行われます。すぐに使える技を伝授していただくので、絶対に開業や即戦力へのチカラになるはずです。
手に目をつけろ
1年次 基礎実技の徹底反復練習
2年次 基礎の徹底から臨床へ
3年次 臨床実習
在校生インタビュー
鍼灸あん摩マッサージ指圧科 昼間部 3年 野澤さん(2023年度)
Q:鍼灸あん摩マッサージ指圧を学ぼうと思ったきっかけ
A:前職で肩こりがひどく悩んでいた時に鍼灸治療と出会いました。何をしても改善しなかった頸痛が1か月の通院で改善し、感動したことを覚えています。3年ほど施術でお世話になった先生に鍼灸師の道を勧められました。今度は自分が同じように苦しんでいる方々の手助けになりたいと思い、入学を決意しました。
Q:本校を選んだ理由
A:お世話になった治療院の先生にどの学校がいいか相談したところ、東鍼校を勧められました。そうはいっても実際に見てみたいと思い、見学に来て、実技室での自主練習が出来ることと課外特別授業が豊富なこと、それから当日案内いただいた先生や挨拶いただいた先輩方の温かさを感じて受験を決めました。
鍼灸あん摩マッサージ指圧科 夜間部 3年 田原さん
Q:鍼灸あん摩マッサージ指圧を学ぼうと思ったきっかけ
A:怪我をした際に知り合いの方に紹介してもらった鍼灸院で治療を受けたのが、鍼灸との出会いでした。
治療を通して怪我の状態が回復していくのを実感し、私自身も鍼灸を通して人々の身体の不調を助けることに携わりたいと思ったことがきっかけです。
Q:本校を選んだ理由
A:普段、私自身が患者としてお世話になっている先生が本校出身なのが一番の決め手でした。
また、3年間で1000時間を超える実技実習時間が設けられており、
鍼灸師として必要な知識や技術を身につけるうえで非常に恵まれた環境だと思ったからです。
鍼灸あん摩マッサージ指圧科 昼間部3年 玉澤さん
Q:鍼灸あん摩マッサージ指圧を学ぼうと思ったきっかけ
A:会社員時代、多忙な業務に追われ、心に余裕のない日々を過ごしていました。
次第に仕事のやりがいや目指すキャリアを見失い、心身に不調を抱え、
最終的に会社に行くことができなくなりました。
自身の人生を見つめ直しているところに、東洋医学と出会いました。
人の自然治癒力に働きかける優しい医学であること、
心と体はつながっているという「心身一如」の考えに深く感銘を受けました。
10年勤めた会社を辞めることは相当な勇気と覚悟が必要でしたが、
私の進むべき道はここかもしれない、
という直感を信じ、鍼灸の世界に飛び込みました。
Q:本校を選んだ理由
A:体験入学で本校を訪れた際、
ご担当の先生の第一声が「みなさんは、”気”を信じますか?」というものでした。
この学校は「気」の話ができるんだと、好奇心を掻き立てられました。
また、学生の方がイキイキと学んでいる姿が印象的でした。
鍼灸への強い想いを持つ先生や学生がいる本校で学びたいと思いました。
・古典を重視し伝統的な知識と技術を学べること、
・実技の授業時間がしっかり設けられていること、
・課外授業で臨床経験豊富な先生から学べる機会があることも魅力的でした。
学生データ
よくある質問
Q:昼間部と夜間部の違いはありますか?
A:授業内容・講師は同じです。夜間部のみ、(原則)第1・第3土曜日に授業があります。
夜間部のみ「振替授業制度」を活用することが出来ます。
Q:40歳ですが、大丈夫でしょうか?
A:学生の平均年齢が40歳なので、心配されなくても大丈夫です。
患者さんとのコミュニケーションには社会経験ある方が有利な時が多いです。
Q:あん摩マッサージ指圧授業はどんなことを学びますか?
A:1年生ではあん摩、2年生ではマッサージ、3年生では指圧を学びます。
マッサージではオイルマッサージやスポーツ・リハビリマッサージを学び、
医療や介護の現場で活用することが出来ます。
東洋鍼灸専門学校を選んだ理由
<専門実践教育訓練給付金について>
本校の4講座すべてが最大で168万円(3年間)の教育訓練給付金が支給される[専門実践教育訓練講座]です。
2018年1月より給付額が拡充され、2024年4月入学生にも適応されました。2025年4月入学生についても
適応となります(2023.8 認可)
対象学部:昼間部・夜間部(全学年)
対象となる方:受講開始日(2025年4月1日)までに雇用保険に加入して通算2年以上の方
関連ページ:教育訓練給付金制度
(3年間の上限額:168万円)
※すべてハローワークより支給されます
※申請資格、支給要件、申請手続きはご自身でハローワークにお問い合わせください
▼詳しくはコチラもご覧ください。
厚生労働省HP:教育訓練給付制度について
【ご注意ください】
支給要件として、受講開始の1か月前(入学式1か月前の2025年2月28日までに、
ハローワークでの申請手続きを行っていただく必要があります。
詳しくはお住まいを管轄しているハローワークもしくは本校入試事務局まで、
お電話もしくはメールにてお問い合わせください。