
井上 良太 ryouta inoue
出身 担当コース
担当科目:あんまマッサージ実技、はり灸実技
保有資格
はり師、きゅう師、あんまマッサージ指圧師、鍼灸学校教員資格
自己紹介
1966年東洋鍼灸専門学校卒業。現在は小守スポーツマッサージ療院の代表を務め、多数の鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師やトレーナーを育成している。
1972年 札幌冬季オリンピック日本選手団トレーナー、1972年 ミュンヘン・1976年 モントリオール、1992年 アルベールビル オリンピック
日本選手団トレーナー、浦和レッドダイヤモンズ、埼玉西武ライオンズ チームトレーナーを歴任。
入学検討中の皆さんへ一言
座学
では、「図書館にある本をすべて読むぞ!」くらいの心構えがあるといいですね。
実技では、基礎を心ゆくまで行うことです。実技室開放等を大いに活用していただきたいですね。
一問一答
治療家としてどのような考えをお持ちでしょうか。
Q
治療家としての哲学は、来院された患者さんにベストの治療を行い、ベストのアドバイスを行うこと。
そして、今後はそれを後進に伝えていきたいと思っています。

先生の治療院にいらっしゃる患者さんはどのような方が多いのでしょうか。
Q
印象としては、「これまでどこの治療院に行っても良い結果が出なかったんです」と仰る患者さんが多いように思われます。
長いことお悩みや症状を抱えてこられた方なので、常に自分の持っているベストの治療とベストのアドバイスを行う必要があります。
治療においてベストのパフォーマンスができるようにするためには、何より基本の練習を充分に行うことが大切です。

治療家として常に良い状態をキープするために心がけていらっしゃることはありますか?
Q
その日、その時のコンデションを見極め、体力・気力をオーバーしないようにしています。

気分転換をなさりたいときの過ごし方は?
Q
何も考えないで寝ます。

先生の学生時代は?治療家にとって大事なことは?
Q
鍼灸専門学校と東京理科大学のダブルスクールでした。やることがたくさんある中で、一番に考えていたのは、
「睡眠時間をどうやって確保するか」でした。やはりカラダを壊してしまっては元も子もありませんから。
その後、卒業して鍼灸あん摩マッサージ指圧師となってからは、毎日死に物ぐるいで仕事をしていました。
私がこの仕事について好きだなと感じるのは、「不断の努力」の結果が必ず出るという点です。
例えば株式投資に才能は存在しません。ものは言うのは、「自分の失敗からどれだけ学んだか」だけです。
鍼灸治療にも同じことがいえると思うのです。ですから、「鍼灸治療家にとって最も大切な資質は何か?」と
問われたら、「不断の努力」と答えています。

これからの鍼灸治療に期待することは?
Q
先人の技術をしっかり活用する、ということですね。目新しいものに飛びつくばかりではなく、
先人が長い歴史の中で積み上げてきた伝統といったものを大切に。
そして、鍼灸治療を次の世代へと繋げていってほしいと思います。
