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【2024年最新】鍼灸師になるには?資格の取り方や仕事内容を解説

その他

鍼灸師は、医療業界・介護業界・美容業会・スポーツ業界など、多彩な業界で活躍が見込まれ、需要の高まりが想定される魅力的な職業です。

また、鍼灸師は開業権があり、独立開業することのできる職業に該当します。
自分自身の努力に対する金銭的な見返りを得ることに魅力を感じる方にとっては、やりがいの大きな職業です。

ここからは、鍼灸師として活躍したい方に向けて、鍼灸師になるにはどのような手順を踏む必要があるのか、なぜ鍼灸師は需要の高まりが予測されているかを解説します。
【監修】
東洋鍼灸専門学校 校長
大浦 宏勝

 

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鍼灸師とは

鍼灸師とは、はり師・きゅう師免許の両方を保持し、はりきゅう施術の専門家として働く方を意味します。

はり師・きゅう師はともに国家資格であるため、鍼灸師に対する社会的な信頼度は高く、幅広い分野における活躍が可能です。
また、手に職をつけて特定分野の専門家として働きたい方にとっては、非常に適した職業に該当します。

その他、下記のような希望・スキルを持つ方は、鍼灸師として働くことがおすすめです。

  • 人の役に立ち、感謝の言葉を聞く機会の多い職業で働きたい
  • 資格取得後も自主的な学習を継続し、スキルアップできる職業で働きたい
  • 相手の気持ちや状態を敏感に感知し、信頼関係を構築できる
  • コミュニケーションスキルが高く、人間関係の構築が得意である

鍼灸師は、何らかの悩みを抱える方・目標を持つ方の気持ちに寄り添い、確かな信頼関係を築き、適切な施術を提供しなくてはなりません。
コミュニケーションスキルに自信がある方・他人の悩みや目標に寄り添う気持ちを持つ方などは、鍼灸師としての活躍が見込まれます。

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鍼・灸を用いた治療について

鍼は0.1~0.3ミリ程度のごく細い金属製のものを使用し、痛みはほとんど感じません。鍼を刺す方法には主に管鍼(かんしん)法と撚鍼法(ねんしんほう)があります。日本では管鍼法が主流で、皮鍼管と呼ばれる金属もしくはプラスチック製のストロー状の管に鍼を挿入して使います。管鍼方は患者さんにほぼ痛みを感じさせることなく刺入できる日本独自の方法です。皮膚に刺入したあとは、すぐに鍼を抜き去る方法をはじめ、鍼を上下に動かす、刺したまま十数分間放置する、刺した鍼に微弱な電気を流す方法などのさまざまな技法があります。

灸はヨモギの葉を綿状にした艾(もぐさ)に火を点け皮膚の上に載せることで熱刺激を送る治療法です。
灸法には、艾を直接皮膚上で燃焼させ灸の痕(あと)を残す有痕灸(ゆうこんきゅう)と、灸の痕を残さない無痕灸(むこんきゅう)の大きく2つに分けられます。
最近では、無痕灸が主流です。無痕灸には、米粒ほどの艾を直接皮膚上で燃焼させ、患者の気持ち良い熱さで消火あるいは艾を取り除く知熱灸(ちねつきゅう)、艾を皮膚から距離を置いて燃焼させ、輻射熱で温熱刺激を与える温灸(おんきゅう)、皮膚上に生姜・にんにく・味噌・塩などの介在物を置き、その上で艾を燃焼させる隔物灸(かくぶつきゅう)などがあります。

古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる方法で行います。鍼灸治療には、免疫力の増加や自律神経の調和などさまざまな効果が得られ、自然治癒力が高まるとされています。

鍼灸師になるには|流れ・国家試験の難易度と合格率

鍼灸師になるには、「はり師」「きゅう師」の受験資格を取得し、国家試験合格を目指さなくてはなりません。
2個の国家試験は同時に受験できるため、最短3年で鍼灸師になることが可能です。

ここからは、鍼灸師になるまでの流れと「はり師」「きゅう師」国家試験について、より詳しく解説します。

鍼灸師になるまでの流れ

はり師・きゅう師になるためには、はり師・きゅう師の養成施設に入学し、基礎知識や専門知識を学ぶ必要があります。
養成施設の卒業後に国家試験を受験し、はり師・きゅう師の免許証の交付を受けることで、鍼灸師として働くことが可能です。

養成施設入学から免許証交付までの流れ

①はり師・きゅう師の養成施設にて学習
高校卒業後に厚生労働省・文部科学省が指定する養成施設に入学し、施設ごとのカリキュラムに沿って、鍼灸師の必須知識やさまざまな手技を学習します。

【学習内容】

人体の構造と機能・基礎はり学・基礎きゅう学・臨床はり学・社会はり学・はりきゅう実技など

②はり師・きゅう師の国家試験の受験手続き
必要書類や写真、添付書類を用意し、国家試験の受験手続きを行います。
書類の提出場所・受付期間などを忘れずに確認し、できる限り早めに手続きしましょう。
あわせて、公益財団法人東洋療法研修試験財団の指定口座に、受験手数料を振り込みます。
③はり師・きゅう師の養成施設を卒業
3年もしくは4年のカリキュラムを経て、はり師・きゅう師の養成施設を卒業します。
卒業資格の基準は養成施設によって異なるため、十分な確認が必要です。
④はり師・きゅう師の国家試験を受験、合格
年に1回実施されるはり師・きゅう師の国家試験を受験します。
国家試験合格後にはり師・きゅう師免許を申請し、免許証の交付を受けることで、鍼灸師になることが可能です。

鍼灸師になるために必要な資格について

実は鍼灸師という資格はなく、「はり師」「きゅう師」と別々の国家資格に分かれています。
はり師ときゅう師両方の資格を取得して働く人がほとんどのため、まとめて鍼灸師と呼ばれることが多いです。

はり師資格について

はり師国家試験の受験資格は鍼灸師養成学校を卒業することで取得することができます。そして、3年生の2月に行われる国家試験に合格すると免許が与えられます(厚生労働大臣の免許)。
はり師の国家資格者は、治療用の細いはりを経穴(けいけつ)と呼ばれるツボに刺すことで人体を刺激し活性化。これにより自然治癒力や免疫力を高めます。治療に使われるハリは注射針よりも細く刺してもあまり痛みを感じません。

国家試験の受験資格を得るには、高校卒業後、文部科学大臣または厚生労働大臣認定の学校・養成施設(大学・短大・専門学校など)で3年以上必要な知識と技能を修得することが必要です。

きゅう師資格について

きゅう師国家試験の受験資格は鍼灸師養成学校を卒業することで取得することができます。そして、3年生の2月に行われる国家試験に合格すると免許が与えられます(厚生労働大臣の免許)。
きゅう師の国家資格取得者は、ヨモギから作られる艾(もぐさ)を皮膚の上に置き、火をつけることで心身を刺激します。血行の改善などの効果があり、肩こりや冷え性の治療に使われています。

国家試験の受験資格を得るには、高校卒業後、文部科学大臣または厚生労働大臣認定の学校・養成施設(大学・短大・専門学校など)で3年以上必要な知識と技能を修得することが必要です。

はり・きゅう 両方とも必要

よく勘違いされますが鍼灸師は資格名ではなく、職業の名前となっています。そのため鍼灸師という資格はなく、「はり師」と「きゅう師」の国家資格を取得することが就職の条件となっているのです。鍼灸師になるには、はり師ときゅう師の国家資格を両方取得する必要があります。
国家試験自体は別々に実施されるため、それぞれの試験で合格しなければならないのです。はり師ときゅう師の国家試験は別々のタイミングで受験することもできますが、共通科目が免除される点から同時に受ける人が多いです。
試験における負担を減らすためにも、はり師・きゅう師の国家試験はなるべく同時受験することがおすすめです。

鍼灸師になるための国家試験について

はり師・きゅう師国家試験は、指定養成施設に該当する鍼灸系の専門学校もしくは大学、短大などを卒業した方が受験できる試験です。
受験手続きを行う際に、下記いずれかの書類の提出が求められます。

  • 修業証明書または修業見込証明書
  • 卒業証明書または卒業見込証明書

就業見込証明書や卒業見込証明書で対応する場合、所定の期日までに修業証明書もしくは卒業証明書の提出が必要です。
所定の期日までの提出を怠ると、原則的には受験手続きが無効と判断されるため、忘れずに対応しましょう。

はり師・きゅう師の国家試験は下記概要です。

【受験資格】
学校教育法第90条第1項の規定により大学に入学することのできる者で、3年以上、文部科学大臣の認定した学校又は厚生労働大臣の認定した養成施設(いわゆる専門学校)で必要な知識及び技能を修得した者。

【試験日】
毎年2月最終日曜日 9時開始
・12月中旬 入学願書提出〆切
・3月24日頃合否発表

【試験方法】
客観式四肢択一による筆記試験(実技試験なし) 170問出題
※実技は学校にて修了とみなされますので、2月の国家試験は学科のみとなります

【受験料】
1科目14,400円×2科目

【試験内容】

はり師・きゅう師国家試験は、1問1点・170点満点の筆記試験方式で実施されます。
いずれの試験も、6割の正答率・102点の獲得で「合格」とみなされるルールです。

はり師国家試験の試験科目には、下記のような内容が含まれます。
きゅう師国家試験では「はり理論」が「きゅう理論」に置き換わることを除き、はり師国家試験と同様です。

医療概論(医学史を除く。)、衛生学・公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論、経絡経穴概論、はり理論及び東洋医学臨床論

引用:厚生労働省「はり師国家試験の施行」

はり師国家試験・きゅう師国家試験を同時に受験する場合、事前に申請することで、いずれかの国家試験における共通科目が免除されます。
そのため、はり師・きゅう師2つの国家試験を同時に受験する方法が効率的です。

【試験地】

はり師国家試験・きゅう師国家試験の試験地は、下記表の通りです。
東海地方や関西地方、中国地方や九州地方など、さまざまなエリアで国家試験を受験できます。

(1)晴眼者:北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県及び沖縄県

(2)視覚障害者:各都道府県

引用:厚生労働省「はり師国家試験の施行」

【合格難易度】

2024年2月25日に実施された、第32回はり師・きゅう師国家試験の受験者数と合格者数、合格率は、下記表の通りです(全国受験者数※再受験者含む・合格率)

はり師国家試験 きゅう師国家試験
受験者数 4,176人 4,111人
合格者数 2,892人 2,887人
合格率 69.3% 70.2%

出典:厚生労働省「第32回あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師国家試験の合格発表について

はり師国家試験・きゅう師国家試験はいずれも合格率7割を超えることが多く、著しく難易度の高い試験には該当しません。
また、はり師・きゅう師国家試験は合格者の上限人数を設けることなく、6割以上の正答率を達成した方のすべてが「合格」とみなされます。

鍼灸師が活躍できる場所

鍼灸師の活躍できるフィールドは、非常に多岐に渡ります。
医療・福祉分野の各種施設はもちろん、スポーツ分野や美容分野においても高い需要が存在する職業です。

下記の表は、分野別・鍼灸師の活躍できる場所の具体例を示します。
自分自身の手技を武器に独立・開業する選択肢も存在し、活躍場所の選択肢は多種多様です。

医療分野

①病院・クリニック・診療所

整形外科やリハビリテーション科などに所属し、はりきゅう施術・検査の補助を担当します。

②鍼灸院・整骨院

交通事故の後遺症や慢性的な肩こり、冷え性といった悩みを抱える方に対し、はりきゅう施術を提供します。

福祉分野

①高齢者介護施設

特別養護老人ホームや短期入所介護施設に勤務し、高齢者などに対する機能訓練を担当します。

②デイサービス

機能訓練指導員として勤務し、高齢者などの健康で自立した生活を助けるための支援を提供します。

スポーツ分野

①クラブチーム

トップアスリート在籍のクラブチームに所属し、メディカルトレーナーとして、ケガの予防や心身のケアを担当します。

②スポーツクラブ

スポーツクラブの利用者やアマチュアのスポーツ選手を相手として、トレーニングメニューの作成や実践補助を担当します。

美容分野

①美容鍼灸サロン

肌のハリ・つやのなさ、顔のむくみなどをコンプレックスに感じる女性に対して、悩みの解消を助ける施術を提供します。

②エステサロン

美容鍼灸サロンを兼ねたエステサロンに勤務し、女性の美と健康を応援します。
美肌作りをサポートしたり疲労回復を助けたりするこが主な仕事内容です。

その他

①鍼灸学校教員

鍼灸師として一定期間の実務経験を経た後に専門学校や3年制短期大学などに就職し、はりきゅう理論や東洋医学概論、臨床技術などを教育します。

②豪華客船

4ヶ月など一定期間豪華客船の中で過ごし、はりきゅう施術を提供します。勤務先によってはスタッフ専用のレストラン・バー等の衣食住が提供され、快適な生活が可能です。

③独立開業

鍼灸師は独立開業資格であるため、自分自身の鍼灸院を持つことが可能です。
自ら施術を担当する方法の他、従業員を雇い、経営管理に専念する方法も存在します。

近年では、女性鍼灸師に対する需要も高く、さまざまな場所で活躍が見込まれます。
女性特有の悩みを持つ方に対しては、同性の担当者による施術が理想であるためです。

特に、下記のような場所では、女性鍼灸師の活躍が見込まれます。

美容鍼灸サロン

美容目的で来店する女性に対する美容鍼の施術を担当します。
美容鍼灸サロンは土日も営業することが多く、カレンダー通りの働き方にこだわらない女性に適した就職先です。

レディース鍼灸・不妊治療

ホルモンバランスの変化による心身の不調に悩む女性に対して、健やかな状態に戻すための手助けを提供します。また、不妊でお困りの方の妊娠・出産をサポートします。
実際の施術のみではなく、相手の心に寄り添い、メンタル面のサポートも行うことが大切です。

エステサロン

一般的なエステメニューの担当者と連携し、女性の美と健康維持をサポートします。
美容鍼灸サロン同様、土日も営業することが多い傾向にあります。

女性鍼灸師について詳しくはこちら

鍼灸師の主な仕事内容

鍼灸師の主な仕事内容は、はりきゅう施術の提供です。
具体的な仕事内容は、働く場所の選択に左右されるケースが多いため、自分自身の保有スキルや関心分野に応じて選択しましょう。

下記では、分野別・鍼灸師の仕事内容をより詳しく紹介します。

医療分野 病院や診療所などでは医師や看護師と連携しつつ、はりきゅう施術を提供します。
鍼灸院などでは、はりや灸で経穴(ツボ)を刺激し、事故の後遺症や慢性的な不快症状の緩和を目指すことが主な仕事内容です。
福祉分野 高齢者や障害者の身体の痛みを和らげるための専門家として、はりきゅう施術を提供します。
高齢者介護施設・デイサービスに勤務する場合、施設利用者に対するはりきゅう施術を提供するため、一人ひとりと継続的に関わることが可能です。
スポーツ分野 はりきゅう施術の働きをスポーツ分野に応用し、ケガの予防やコンディションの調整を助けます。
一般的なはりきゅう理論の他、スポーツ医科学などに関する広範な知識を養うことも重要な仕事です。
美容分野 一人ひとりの肌や体調の悩みを丁寧に聞き、必要な施術を判断した上で、顔・首筋・頭皮などに対し、はりを打ちます。
はりきゅう施術の知識のみではなく、スキンケア分野の基礎知識も要求される仕事です。
その他 鍼灸学校教員として働く場合は、学科や実技授業を担当し、鍼灸師を目指す学生のサポートに努めます。
豪華客船で働く場合は、日本人以外のお客さまが相手であるケースも多く、一定の語学力も必要です。
独立開業する場合は、経営および鍼灸施術を担当する方法・経営に専念する方法のいずれかを選択し、自分自身の理想とする鍼灸院を運営します。

はり師・きゅう師免許の保有者のメジャーな就職先は、鍼灸院です。
仕事内容をより具体的に理解するため、1日のスケジュールを確認しましょう。

鍼灸師の1日のスケジュール

鍼灸院に勤務する鍼灸師の1日の流れは、下記のような内容です。
鍼灸院によって詳細なスケジュールは異なるため、参考例の1つと捉えてください。

鍼灸院に勤務する鍼灸師のスケジュール例
8:30~8:45 出勤・院長やスタッフとミーティング
9:00~ 診療
12:00 昼休憩
14:00~ 診療
19:00 後片付け・院長やスタッフとミーティング・退勤

なお、鍼灸院以外の職場では、上記と大きく異なるスケジュールで動く可能性が高いと言えます。
職場や施設の選択によって担当する仕事内容が変化するため、スケジュールも異なることが通常です。

就職を希望する職場や施設のスケジュールは応募前に確認し、ミスマッチを予防しましょう。

鍼灸師の休日

鍼灸治療院の休日はいろいろです。土日祝は休みもしくは平日1日+日曜のところが多く見受けられます。
スタッフが複数在籍している治療院はシフトで休暇を調整しているところもあります。ただ、利用者の予約次第で開院している場合もありますので、確認が必要です。

また、ゴールデンウィークや夏期休暇など社会人が長期休暇の時には、かき入れ時になる治療院もありますので、ビジネスパーソンのように長期休暇を取得できない場合があります。しかし、個人事業の場合は予約がない場合は休暇となりますので、ワークバランスが取りやすい場合もあります。

鍼灸師の平均給料

固定給に加えて、院長手当や指名や物販売上を取り入れている治療院も増えており、技術や接客次第で収入を伸ばすことが可能です。以下は本校でお預かりしている求人から算出した鍼灸師の賃金相場です。歩合給や残業手当など月によって支給額が変動する金額は集計対象外ですので、実際に支払われる賃金はこれより多くなる可能性があります。下記給与は初任給となりますので、あくまで目安としてください。

【東洋鍼灸専門学校への求人】鍼灸師の時給・月給について

2023年7月時点の全国の鍼灸師の時給・月給は次のとおりとなりました。

下限 上限 平均
パート・アルバイトの時給 1,100円 1,700円 1,250円
正職員の月給 210,000円 300,000円 230,000円

※年収は上記に加えて、賞与が加わります。
本校への求人は、年間380件。首都圏からの求人が75%となります。

また、鍼灸師の平均給料は、下記のような要素により大きく変動することが特徴です。

  • 継続的なスキルアップを怠らず、多くの指名を獲得する
  • あん摩マッサージ指圧師など、鍼灸師以外の資格を取得する
  • 時代の需要に沿ったスキルを身につけ、対応業務の範囲を広げる

上記のことから、鍼灸師は総じて平均給料の低い職業ではなく、自分自身の努力や就職先の選択により、理想の給料の実現を図ることが可能な職業であることがわかります。

また、鍼灸師の平均給料は、勤務エリアの選択によっても変動します。
最低賃金の低い都道府県に勤務する場合、理想の給料を実現することが難しい可能性もゼロではありません。

ただし、最低賃金の低い地域であっても、需要の高い技術や施術法を身につけることで給料アップを実現できるケースは当然あります。
就職先の研修制度を活用したり勉強会に参加したりして、給料アップを図りましょう。

鍼灸師の将来性と今後のキャリアプラン

公益社団法人東洋療法学校協会の公表データによると、2020年度のはり師免許登録者数は3,678人・きゅう師免許登録者数は3,632人です。
16年前の登録者数と比較すると、いずれの免許の登録者数も劇的な増加が見られます(※)。

はり師免許登録者数 きゅう師免許登録者数
2004年度 2,259人 2,265人
2020年度 3,678人 3,632人

出典:公益社団法人東洋療法学校協会「年度別登録者数」

登録者数の劇的な増加は、鍼灸師に対する需要の高まりを示唆します。
鍼灸は、薬や手術を使用する西洋医学の治療と比較して身体に対する負担が軽く、ケガや病気の後遺症に悩む方や子ども、高齢者に対しても対応しやすい施術と言えます。

また、少子高齢化に歯止めがかからず、高齢者の増加が見られることも、鍼灸師に対する需要増加の一因です。
内閣府が発表している「版高齢社会白書」によると、2020年時点における日本の高齢化率は28.4%となっています。
さらに同資料では、「2065年には、約2.6人に1人が高齢者である状況」といった推計も示されました。

出典:内閣府「令和2年版高齢社会白書(概要版)」

少子高齢化が進行すると、医療・福祉分野における鍼灸師に対する需要も高まります。
高齢者のリハビリテーション、介護予防などに関する高度な専門知識を身につけることが、市場価値の高い鍼灸師を目指すためのコツです。

時代の需要に沿った知識・手技の習得が最重要

また、美容鍼灸など注目度の高い分野の専門性を高めることも、コツの1つと言えます。
美容鍼灸は、各種メディアやSNSで話題に上る機会が多く、注目度の高いはりきゅう施術の活用法です。

鍼灸師に対する需要が高まる現在は、積極的なスキルアップを図り、自分自身の市場価値を高めるためのチャンスと言えます。
はりきゅう施術に対する需要の高まりを独立開業の好条件とみなし、自分自身の鍼灸院を持つことも一案でしょう。

鍼灸師に対する需要が高まる現在とは言え、十分な専門知識を持たない方や職業倫理に反する行為にいたる方が、高収入の実現を目指すことはできません。
鍼灸師として明るい未来を築くためには、時代の需要に沿った知識・手技を習得することが最も重要であることを覚えておきましょう。

鍼灸師とよく似た職業2つ

「あん摩マッサージ指圧師」と「柔道整復師」は鍼灸師と混同されやすく、「それぞれの職業の違いは存在するか」「いずれの職業が自分に合うか」といったことで悩む方も多くいます。
鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師・柔道整復師には共通点と明確な違いの両方が存在するため、正しい知識を持ち、自分に合う職業を選ぶことが大切です。

あん摩マッサージ指圧師
あん摩マッサージ指圧師は、金属鍼などを使用することなく、あん摩や指圧により、健康増進や自然治癒力の回復をサポートする職業です。

あん摩とは、なでる・揉むといった手技を提供する手法・指圧は、全身のツボを指で押し、肩こりや腰痛を和らげる手法です。

あん摩マッサージ指圧師は、医療分野や福祉分野、スポーツ分野などで活躍できます。
鍼灸師同様に高齢者介護施設などに勤務し、機能訓練指導員として活躍するキャリアの選択が可能です。

柔道整復師
柔道整復師は、主に整骨院や接骨院、整形外科に勤務し、亜急性期の骨折、打撲やねんざなどに対する治療行為を提供します。

自分自身の判断によって医療行為を提供できる点が鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師と大きく異なるポイントです。

ケガに対する医療行為を提供できる特徴を活かし、スポーツトレーナーとして活躍するケースも存在します。

あん摩マッサージ・柔道整復師・鍼灸師には、下記の共通点があります。

  • 国家試験を受験し、免許の取得が必要となる
  • 人体の構造を把握し、心身の不調に対する施術を行う
  • 独立開業が可能である

鍼灸師の養成施設によっては、「鍼灸とあん摩マッサージ」といったように、複数領域の知識・技能習得を目指すコースが存在します。
東洋医学のジェネラリストとして活躍を目指す方は、複数領域の知識・技能習得を目指すコースを選択し、広範な知識を身につける方法もおすすめです。

鍼灸あん摩マッサージ指圧科の詳細はこちら

鍼灸師を目指すなら「東洋鍼灸専門学校」

鍼灸師を目指すための最初の一歩は、養成施設の選択です。
高度な専門知識や技能を武器にし、市場価値の高い鍼灸師を目指すのであれば、東洋鍼灸専門学校をおすすめします。

東洋鍼灸専門学校が選ばれる理由には、下記4つのポイントが挙げられます。

  1. はり師・きゅう師の合格率9割以上の実績

    東洋鍼灸専門学校におけるはり師・きゅう師国家試験の合格率は、94%以上(過去3年間)を誇ります。
    年間6回の模擬試験や担任の親身なサポートを受けながら、国家試験合格を目指すことが可能です。

  2. 実力派講師が多数在籍

    「名人クラス」と称される治療家や特定の治療法の第一人者を講師に招き、質の高い授業を提供します。
    現場経験豊富なプロによるセミナーも年に数回開催し、活きたノウハウを学ぶことが可能です。

  3. 入学前や卒業後も就職・開業サポート可能

    在学中の学生はもちろん、入学の決まった方・卒業者にも就職相談室を解放します。
    東洋鍼灸専門学校には年間300件以上の求人が届くため、希望に応じた就職先を探すことが可能です。

  4. 全国どこからでもWEB出願OK

    東洋鍼灸専門学校では、2020年度の入試からWEB出願を開始しました。
    東北地方や北陸地方、近畿地方といった関東地方以外の方も簡単に出願・受験料を支払いでき、
    入試を受けることができます(選考は来校いただくことになります)

このように、東洋鍼灸専門学校には、鍼灸師を目指す全国の方に選ばれる理由が数多く存在します。
資格取得だけでなく、独立開業のできるプロの鍼灸師としてきちんと活躍したいという方は、ぜひ東洋鍼灸専門学校の資料請求を一度ご利用ください。

東洋鍼灸専門学校についてはこちら

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