鍼灸コラム

鍼灸師について

鍼灸師で開業!失敗しないポイントとは

2018.6.15

鍼灸師の資格がある人ならば、誰でも1度は開業を考えたことがあるのではないでしょうか。自分だけの店を持って施術を施していくのは、とても素晴らしい目標です。しかし、資格があるからといっても、必ずしも開業がうまくいくとは限りません。せっかく開業するのならば、多くの人に愛される素敵な場所を作りたいものです。そのためには、失敗しないためのポイントをおさえておく必要があるのです。大切な第1歩を成功へと導くために、開業のコツを見ていきましょう。

☆誰にどんなサービスを提供する?コンセプトは明確に

開業の第1歩は、コンセプトを固めることにあります。どんな治療院にしたいのかを、明確にしていきましょう。開業したいと考え始めたときには、将来自分が経営していく治療院がなんとなく頭にイメージされているはずです。これを形にするためには、イメージをはっきりと作っていかなければなりません。コンセプトが固まっていない状態で開業してしまうと、さまざまな情報に振り回されて経営の軸がぶれてしまいます。すると、失敗してしまうというケースも多くなっているのです。そこで、成功させるためにはコンセプトをハッキリとさせておきましょう。
ターゲット層はどんな人なのか、患者さんのどんなニーズを満たせる治療院にするのかを決めていきます。最初は、あらゆるニーズに応えられる治療院にしたいと思うのは自然なことです。しかし、コンセプトとして、これらをハッキリと決めていくと安心です。ターゲット層や満たしたいニーズによって、治療院そのもののイメージが決まってくるからです。例えば、セレブ層をターゲットとしてプラスアルファのニーズまで満たせる治療院。一般層をターゲットとし、リーズナブルな値段で基本的なニーズを満たせる治療院など。これだけでも、治療院のイメージは大きく違ってくるのが分かります。また、どんな治療サービスを提供していきたいのかについても、しっかりと考えておきましょう。

 

☆収益率にも関わる!?事業形態を考えよう

次に、事業形態を考えていきます。事業形態は、収益率や設備投資にも大きく関わってくる部分です。そのため、ここをしっかりと考えておかないと、収益率が下がって大変な思いをしてしまうことも考えられます。身を粉にして働いても収益が上がらなければ、開業は失敗へと向かってしまいます。そうならないためには、無理のない事業形態を作ることが大切です。
健康保険の取り扱いはどうするのか、そして出張診療を行うのかについても言及しなければなりません。そして、ベッド数をどれくらいの規模にするのかも考えてみます。ベッド数が多ければ、従業員を雇う必要も出てくるかもしれません。すると、人件費もかかってくることになります。
こうしたあらゆる細かい部分を想定して、事業形態を決めていくと良いでしょう。

 

☆人が集まりやすい店舗を作ろう

どんなに素敵な治療院を作っても、人が集まってくれなければ開業は失敗してしまいます。そこで、人が集まりやすい治療院作りを考えていきましょう。まず大切なのが、物件選びです。どんな場所に開業するのかをある程度決めておき、気に入った物件を探していきましょう。エリアを選ぶときは、ターゲット層に合った場所にすることがポイントです。また、物件の雰囲気は治療院そのもののイメージにも大きく影響してきます。雑居ビルの1室という物件では、高価な治療院というイメージを持ちにくくなってしまうでしょう。そのため、物件選びは場所だけでなく、物件そのものも大切になります。
治療院に人を集めるためには、人の目に多く触れる場所にあることも大切です。例えば、多くの人が行き交う大通りの見えやすい場所にある物件ならば、人が集まりやすくなります。それに対して、地図で調べなければ行きつけないような場所にある場合は、相当評判が良いなどのメリットがなければ人は集まりにくくなってしまいます。そして、入りやすさもポイントです。人々の動きを意識して、どんな治療院ならば入りやすいかどうかを研究してみましょう。どこが入口か分からないような物件、まるで普通の一軒家のような物件は、なかなか入りにくいものです。また、あまりにも治療院らしくない看板や店構えも、人が集まりにくくなってしまう可能性があります。人が集まりやすい治療院とはどんなところなのかを研究して、開業にもしっかりと役立てていきましょう。

 

☆自分に合った集客プランを実行しよう

店舗作りが固まったら、集客についても詰めていきます。せっかく開業しても、治療院の認知度がなければ人を集めることはできません。人が集まらなければ経営はうまくいかないので、集客するということは非常に重要なポイントとなるのです。
特に現代では、店舗へ出向くときには多くの人がインターネットで下調べをしていきます。そのため、ホームページの作成はしっかりと行っておきたい部分といえます。ホームページは店舗の信頼度につながるといっても過言ではないので、ぜひしっかりと作りこんでいきましょう。しかし、ホームページを作成しただけでは集客にはつながりません。そこから、いかに拡散できるかが集客では重要なのです。SNSを活用するなどして、多くの人にホームページを見てもらう工夫こそ、集客へと直結します。そのため、インターネットはどんどんと活用して、集客活動をしていきましょう。
また、遠方の人よりも近所の人の方が顧客として通ってもらいやすいものです。そんな近所の人たちへの宣伝は、チラシ配布が効果的となります。街頭でのチラシ配りや、各家庭へのチラシ投函も良いでしょう。チラシならば、インターネットでわざわざ調べなくても自然と目につきます。そのため、宣伝効果はとても高いです。インターネットを使えない人にも宣伝できるので、広い客層への宣伝が可能となります。

 

☆資金計画は綿密に!

開業においては、資金計画を綿密に詰めておくことが失敗しないための絶対条件となります。初期投資にかかる予算、ランニングコストの予想をしっかりと立ててみましょう。それに対して、実際に資金繰りがうまくいくのかも考えてみます。このとき、ギリギリで資金繰りができるのではなく、余裕のある資金計画を立てることがとても大切です。
開業は、全てが思い通りにいくものではありません。いつ、どんなトラブルが起こるか分からないものなのです。例えば、突然設備に不具合が生じるかもしれません。すると、設備の買い替えなどの出費がかさむことも考えられます。そのため、いつ大きな出費があっても良いように資金計画にはある程度の余裕が必要です。
また、必要経費はしっかりと回収できるような計画を立てる必要があります。価格設定と施術時間をバランスよく組み立てて、損が出ずに収益が上がる仕組みを作っていきましょう。しかし、ここで収益ばかりに重きをおいてしまうと、人が集まらなくなってしまいます。お客さまから喜ばれるバランスを意識することが、大切なポイントです。

 

☆法律遵守を心がけて

開業したら、さまざまなトラブルを回避するための工夫が欠かせません。その基礎となるのが、法律の尊守です。開業のとき、そして開業後は、思いもよらないトラブルが発生する可能性があります。そんなとき、法律を知らなかったという言い訳は通用しません。開業するからには、法律を熟知していることは大前提となってくるのです。
そこで、開業関連の規定や手続きはあらかじめしっかりと勉強しておきましょう。そして、所得税の申告や保険診療の扱い方についても、熟知しておく必要があります。さらには、広告の規制についても知っておかなければなりません。これらは、特に開業後にトラブルになりやすいポイントです。分からない部分はプロに相談するなどして、抜けのないように準備しておきましょう。

 

☆鍼灸整骨院を開業する人向けの注意点

鍼灸整骨院を開業する場合には、ぜひ注意しておきたい点があります。平成30年4月以降に新規開業する場合、柔道整復師として健康保険を扱うためには実務経験と研修の受講が必須となっています。鍼灸師の資格を持っていることはもちろんですが、こうした必須条件も確実にクリアしておかなければ柔道整復師として保険診療を行うことはできません。このような制度は、不変的なものではなく必要に応じて変更されるものとなっています。そのため、最新情報には都度目を通して、新しい制度から漏れないようにしていくと安心です。

 

☆失敗をしないために開業の準備をしよう!

開業を失敗に終わらせないためには、事前の準備がとても重要です。何の知識も準備もなしに開業したのでは、成功する可能性は非常に低くなります。せっかく開業するのなら、成功させて事業を拡大させたいものです。そのためには、入念な準備が不可欠です。また、細かい部分までこだわり、ゆるがないコンセプト作りもポイントとなります。そして、新しい情報は常にチェックして、常に時代に沿った店舗作りを心掛けていきましょう。

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