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鍼灸師になりたい人必見!鍼灸師について徹底解説

2018.4.2

幅広いフィールドで活躍できる鍼灸師は、高い人気を集めている職業といえます。ただ、鍼灸師の仕事内容に興味があったり、なりたいと思っていたりしても、具体的にどのような手順を踏めばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。鍼灸師として働くためには、養成学校に通ったり国家資格を取得したりするなど、いくつかの条件をクリアする必要があります。ここでは、鍼灸師についての基礎知識をはじめ、鍼灸師になるための方法や費用について説明します。

 

☆基礎知識!鍼灸師とは

鍼灸師とは、鍼師や灸師の国家資格を有する医療技術者のことです。私たちの身体には「ツボ」と呼ばれる経穴が数多く存在します。その経穴を鍼や灸を使って刺激し、自然治癒力を高めることが鍼灸師の主な仕事内容です。鍼灸治療は弱った機能の回復や自然治癒力を高める働きがあるだけでなく、副作用が少ないことも大きな特徴です。鍼灸治療は私たちの身体に備わっている本来の自然治癒力を活性化させ、免疫力を高めるという治療法です。そのため、副作用が少なく高齢者やトップアスリートなど、幅広い人から人気を集めている治療法なのです。
鍼灸師として働くには知識や技術はもちろん、コミュニケーション能力も重要な要素です。鍼灸治療は患者さんの顔色や話し方、それからお腹の張り具合など、さまざまな情報を加味したうえで施術を行います。患者さんから悩んでいることや具体的な症状を正確に聞き出すためにも、コミュニケーション能力が必要不可欠なのです。鍼灸師を目指すためには、ただ知識や技術を身につけるだけでなく、患者さんの悩みに寄り添い、症状を改善させるという意識を持つことが大切です。

 

☆教えて!鍼灸師になるためには

鍼灸師を目指すうえで欠かせないのが、国家資格の取得です。鍼灸師として働くには必ず国家資格が必要になり、無資格で働くということはできません。国家資格を取得するためには、高校卒業後に3~4年間、厚生労働省や文部科学省から認可を得ている、専門の養成学校に通う必要があります。鍼灸の養成学校では、鍼や灸の理論をはじめ、東洋医学概論などさまざまな知識を身につけることができます。
養成学校で受験資格を取得した後に国家試験に合格することで、鍼師や灸師の資格を取得できます。個々の状況に応じて必要な資格は異なるため、自分にとって必要な資格はどのようなものか、きちんと考えておくことがポイントです。
鍼師や灸師の国家試験は、年に1度実施されます。鍼師と灸師でそれぞれ試験科目が分かれており、同時に両方の資格取得を目指すことが可能です。同時に受験をする場合は共通科目の試験が免除されるというメリットがあります。両方の資格取得を目指す場合は、勉強時間の短縮のために、同時受験をすることも良い方法です。

 

☆どのくらい必要?鍼灸師になるための費用

国家試験を受験するためには、まず専門の養成学校に通学して、受験資格を得る必要があります。養成学校に通学しないと受験資格を得られないため、学費がかかってしまうことは避けられないことといえるでしょう。養成学校の通学にかかる費用は学校によっても異なりますが、おおむね400~500万円程度が目安だとされています。また、養成学校に通学する際は、学費以外にもさまざまな資金が必要になる場合があります。たとえば、勉強に使用するための教材費や、白衣代などがかかるケースが多いでしょう。これらの費用は、20~30万円程度かかることが多く見られます。それから、学校によっては入学金が発生する場合もあります。入学する年は学費の他にさまざまな費用がかかりやすい傾向にあるので、きちんと確認しておきましょう。
それから、鍼灸師として働くうえで欠かせない、国家試験の受験費も忘れてはならない費用の一つです。国家試験を受験する際は、一つの資格あたり11600円の費用がかかります。鍼師と灸師の両方の試験を受験する場合は、受験費用として合計23200円が必要となるので、忘れずに覚えておきましょう。

 

☆鍼灸師の資格を取得した後の進路

国家試験に合格して鍼灸師の資格を取得した後は、さまざまなフィールドで活躍を目指せます。資格取得後の最もポピュラーな進路先といえば、「治療院などへの就職」でしょう。鍼や灸専門の治療院なら、養成学校で身につけた知識や技術を存分に活かして働くことができます。
また、資格取得後に「独立開業」するケースもあります。鍼灸師は国家資格を取得していれば、独立開業することが認められています。そのため、「自分の鍼灸院を持ちたい」という夢を持っている人は、資格取得後に開業する場合があるでしょう。また、資格取得後にすぐ独立開業をするのではなく、数年間治療院などで働いてスキルを磨いたあとに、独立開業するという手もあります。しっかりと現場で経験を積んだ後に独立開業を行うことで、より質の高い技術提供を目指せるでしょう。
これらのケース以外では、資格取得後にすぐに就職や開業をするのではなく、より幅広い仕事に挑戦できるように「進学」を選ぶ人もいます。一例としては、あんまマッサージ指圧師の資格取得を目指し、進学をするというケースが挙げられます。現代はマッサージによる心身の癒しを求める人が増加傾向にあり、あんまマッサージ指圧師のニーズが高まっている傾向です。あんまマッサージ指圧師は国家資格の一つで、資格取得には厚生労働大臣や文部科学大臣に認可されている学校に通う必要があります。学校に通学後、国家試験に合格することで、あんまマッサージ指圧師としての資格を取得できるのです。鍼灸師の資格に加えてあんまマッサージ指圧師の資格を取得することで、さらに活躍の場を広げることができます。
また、鍼灸師として仕事を始める前に、さらなる「スキルアップ」を目指して、各種セミナーやスキルアップ講座に参加する人もいます。実際に就職する前にセミナーや講座でさらに知識や技術を磨いておくことで、ワンランク上の治療者を目指すことができるでしょう。自分の希望する就職先が見つからなかったり、さらに腕に磨きをかけてから就職を目指したかったりする場合は、就職前にセミナーや講座に積極的に参加するのも良い手です。

 

☆幅ひろい!鍼灸師の活躍の場

鍼灸師の資格を有している人はさまざまな現場でニーズが高く、活躍できる場が多岐に渡ります。例えば、鍼灸師の新たな活躍の場として注目を集めているのが、「美容鍼灸やエステサロン」です。美容鍼灸では、鍼灸の技術を用いてシワやシミなどにアプローチを行います。美容鍼灸は美容クリニックやエステサロンなどでニーズが高まりつつあり、いつまでも美しくありたいと願う人から、高い注目を集めています。
また、「スポーツトレーナー」として活躍する鍼灸師も多く存在します。スポーツ鍼灸では主にスポーツ選手を対象に、針治療に加えてケガの対応などを行います。スポーツ選手の身体のコンディションを整えることはもちろん、ケガをしないための身体づくりを目指すなど、幅広い業務に携われることが魅力です。スポーツ選手が充分に力を出し切れるようにサポートを行う、やりがいのある仕事といえるでしょう。
グローバルな活躍を目指す鍼灸師に人気を集めているのが、「海外豪華客船」に乗り込む仕事です。豪華客船のなかには、サービスの一環としてスパやマッサージと並び、鍼灸治療を提供しているケースがあります。クルーズを行う豪華客船に乗り込み、住み込みで鍼灸師として働くことができます。豪華客船で働くメリットは、何といってもさまざまな国のお客さんと触れあえる点です。また、旅をしている気分を味わえることも、大きな魅力といえるでしょう。海外で働くことや外国人に鍼灸の魅力を伝えたいと考えている人は、豪華客船で働くことを検討してみるのも良い選択です。
それから、鍼灸師は鍼灸院だけでなく「病院」に勤務することも可能です。病院というと医師や看護師が働いているイメージが強いかもしれませんが、薬剤師や医療事務などに加えて、鍼灸師の求人募集がかけられている場合があります。鍼灸の技術と西洋医学のコンビネーションにより、患者さんの回復をサポートできます。医療関係の仕事に関心がある場合は、病院の求人情報をこまめにチェックすると、鍼灸師の募集を見つけることができるかもしれません。
高齢化社会ともいわれている日本では、「介護施設」における鍼灸師の需要が高まっている傾向です。鍼灸師は高齢者のケガやリハビリに対応できる、貴重な国家資格者といえます。鍼灸の技術を用いて高齢者に対応することで、より健康的な毎日を送る手助けができるでしょう。

 

☆鍼灸師の資格取得を目指そう

鍼灸師になるためには、専門の養成学校に通ったり国家試験を受験する必要があったり、決して簡単なこととはいえません。しかし、そのぶん鍼灸師は活躍の場が広く、困っている人をサポートできる大きなやりがいを得られる仕事といえます。魅力的な鍼灸師という職業に就くためにも、資格を取得することから始めてみてはいかがでしょうか。

 

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