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気になる美容鍼!どんな効果が期待できるの?

2019.2.1

身体のさまざまな不調に効果があるといわれている鍼治療ですが、肩こりや腰痛など筋肉の凝りをほぐす目的で用いられることが多いようです。しかし、実は鍼治療のなかには美容を目的にしたものもあり、そのような施術は「美容鍼」という別の名前で呼ばれています。美容鍼は美意識の強い女性の間では少しずつ浸透してきていますが、よく知らないという人も少なくありません。そこで、美容鍼とはどのようなものなのかをわかりやすく解説します。

☆美容鍼ってどのような効果があるの?

美容鍼とは、顔や身体に現れるさまざまなトラブルに効果が期待できる美容法です。基本的には古くから伝わる鍼治療を応用したものですから、ツボに鍼を刺して刺激を与え、身体が本来持っている修復機能や免疫機能を呼び起こすという点は同じです。美容鍼では細い針を使って不調が現れている部分の真皮層に刺激を与えます。そのとき、鍼が触れた部分には微細な傷ができるため、傷を修復しようとする力が働きます。細胞の傷を修復する際には、コラーゲンやエラスチンなど細胞を作る成分が必要なため、血液を集中させコラーゲンやエラスチンを作り出そうとします。その結果、美容鍼を打った部位は、血行が良くなり、コラーゲンなどの産生量が増えることになります。コラーゲンやエラスチンなどの量が増えると、皮下に水分を多く含むことができるようになるため、ハリが蘇ってきます。血行が悪くターンオーバーが遅れ気味になっていた肌は、美容鍼を打つことでターンオーバーが徐々に正常な状態に近づきます。古くなった角質が剥がれ、新しい肌が現れやくすくなるため、ニキビや肌荒れなどにも効果を期待できます。
詳しくは、「美容に鍼がおすすめ!?魅力的な3つの効果!」 をご参照ください。

 

☆美容鍼の効果はどれくらい持続するの?

美容鍼は鍼を刺すことによって、身体の免疫機能や修復機能を高める美容法ですから、どこまで機能が衰えているかによって効果の現れ方や持続時間に差が出ます。また、どのような症状に対して美容鍼の施術を行うかによっても、効果を実感できる持続時間は違ってきます。美容鍼では、主に血行を促進したり、鍼を刺した部分の肌の再生を早めたりする効果を利用しますが、鍼を刺したことによって修復機能が高まっている時間は傷が修復されるまでの時間ですからそれほど長くはありません。施術内容によって持続時間が異なりますが、平均すると1週間~2週間程度です。しかし、定期的に繰り返し美容鍼を受けることで、免疫機能や修復機能が高まり、効果が持続しやすくなってきます。美容鍼は最初のうちは間をあまり開けずに打ち、徐々に施術の間隔を開けていくことが多いのはそのためです。施術内容によって異なりますが、美容鍼は2週間に1回程度の間隔で施術を行うのが一般的です。美容鍼の効果を長持ちさせるためには、不調の原因になっている生活習慣を改めたり、身体を温め血行を促進する食事を心がけたりすることも大事です。
詳しくは、「注目の美容鍼!効果の持続はいかほど?」をご参照ください。

 

☆美容鍼の痛みって我慢できるくらい?

美容鍼に使用する鍼の太さは約0.1mm~0.3mmです。この太さは髪の毛とほぼ同じで、注射針よりも細いものです。痛みの感じ方には個人差があるため一概には言えませんが、とても細い鍼ですから、痛みはあまり強く感じられないのが普通です。「蚊が刺すくらいの痛さ」と表現される痛さですから、実際に受けてみると思っていたほどではなかったという人もよくいるくらいです。ただし、美容鍼は顔に複数の針を刺すことが多いため、身体に鍼を刺すときより敏感に痛みを感じる人もいます。美容鍼の施術を行う鍼灸師は国家資格を取得して施術を行っていますから、一定以上の技術力は持っていますし、痛みはできるだけ感じないように施術を行ってくれますから心配は要りません。もしも痛みに敏感で、受けるのが怖いということであれば、事前に鍼灸師に相談してみることをおすすめします。どの鍼灸院でも痛みを軽減する方法は研究していますから、できる限り痛みの少ない方法を選んで行ってくれるはずです。
詳しくは、「美容鍼の痛みはどれだけ?鍼治療のよくある質問まとめ」 をご参照ください。

 

 

☆美容目的で鍼をやってみたいと思いますか。

では、美容鍼にどのような効果を期待する女性が多いのでしょうか?20代~40代の女性100人を対象にアンケートを取ってみました。

 

【質問】 美容鍼でどんな効果を期待しますか。

【回答結果】 ほうれい線:44
目の下のクマ:19
肌荒れ(ニキビ):26
その他:11

調査地域:全国
調査対象:【性別】女性 【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49
調査期間:2017年07月06日~2017年07月13日
有効回答数:100サンプル

★美容鍼に頼りたいのはほうれい線

今回のアンケートでは、美容鍼に期待したいのはほうれい線だと答えた人が44人でトップになりました。

・目の下のクマや肌荒れなどは、生活習慣での改善が図れそうですが、ほうれい線は加齢とともに生じる変化なのでなかなか自分では改善が難しいのではないかと思ったので、美容鍼で改善できたらなという期待を込めて選択しました。(20代/専業主婦(主夫)/女性)
・ほうれい線は見てすぐわかる場所で、年を感じやすいのでなくなるとうれしいです。(30代/無職/女性)

ほうれい線は目立つ場所にできるうえに、あるだけで老けて見えやすいという意見が目立ちます。しかも、ほうれい線は肌荒れやクマと比べて自分では対処しにくい点を理由として挙げる人も多く見られました。せっかく美容鍼を打つなら、自分で対策しにくいものに効果があってほしいと考えるのもうなずけます。次に多かったのは肌荒れやニキビに対する効果を期待するという意見です。

・肌荒れは年齢に関係なく起きるので効果があってほしいです。(30代/正社員/女性)
・根本に作用するみたいなので、根本を解決して繰り返すニキビなどが無くなれば肌トラブルが解決してとても有難い。(30代/専業主婦(主夫)/女性)

肌荒れやニキビを繰り返している人ほど美容鍼で肌トラブルを治せたらうれしいと感じるようです。この選択肢を選んだ人のコメントからは、実際に肌荒れや大人ニキビで苦しんでいる様子がうかがえました。最後に今回のアンケートでは選んだ人が少なかった目の下のクマを選んだ人のコメントです。

・どんなにお手入れをしても早寝をしてもクマだけは改善されないので。(40代/個人事業主・フリーランス/女性)
・目の下のクマは思春期の頃から悩んでいるので、治るなら是非と思います。(30代/専業主婦(主夫)/女性)

目の下のクマは長年悩み続けているという人が多く、なかなかよい対策がないため、美容鍼で治せればうれしいという意見が目立ちました。

いずれの選択肢に関するコメントからも、それぞれ長く悩み続けている人が多く、美容鍼で軽減できるならうれしいと期待を寄せている様子が強くうかがえました。では、ここからはほうれい線、目の下のクマ、ニキビに対して美容鍼は効果があるのか、1つずつ詳しく見ていきましょう。

 

☆ほうれい線に美容鍼は効果あるの?

口元にできるほうれい線は目立つこともあり、幅広い年齢層の女性が悩みに感じているようです。ほうれい線は放置すると徐々に深くなっていくため、できるだけ薄いうちに対処することが大事です。ほうれい線は、同じ表情をするときに一定の場所にできる表情ジワから始まることが多いようです。最初は薄い小ジワだったものが、加齢によってコラーゲンの質が低下して量も減ってくると真皮層が表面の皮膚を支えられなくなり、くぼみが深くなります。加齢と同じ状況は、強いストレスや生活習慣の乱れなどでも起こるため、幅広い年齢層にほうれい線で悩む女性がいるのです。また、顔の皮下に脂肪が多い場合は、顔がむくみやすく頬にたるみができることによってほうれい線が深くなることもあります。美容鍼はいずれの原因で起こったほうれい線にもおすすめです。美容鍼を打つことで血流を促進し、コラーゲンの生成量を増やすことでほうれい線を目立たなくすることが期待できます。
詳しくは、「美容鍼がほうれい線に効く!ほうれい線の原因と対策!」 をご参照ください。

 

☆クマの種類で美容鍼の効果は変わる?

目元のクマは、原因によって次の3種類に分けられます。
・寝不足やストレスなどで血流が悪くなり、血液中の酸素が不足していることで青っぽく見える青グマ
・加齢によって目の下にたるみができ、影が黒っぽく目立つ黒グマ
・アレルギーやメイクなどで目の下の皮膚に過度な刺激を与えたことによって色素沈着や皮膚の肥厚が起こった茶グマ
これら3種類のクマはそれぞれで原因が異なっており、見た目もかなり違います。そのため、美容鍼でのアプローチの仕方や効果はクマの種類によって異なります。青グマは血行不良によるものですから、目の周囲に血行を促す鍼を打ちながら、身体の疲れやストレスを取り除く鍼も併用します。黒グマの場合は、目の周りの筋肉の衰えやコラーゲン不足が原因ですから、目元のハリを蘇らせるように目元に直接鍼で刺激を与えます。茶グマは色素沈着や角質層が分厚くなったことが原因ですから、ほかの2つのクマよりも美容鍼の効果を実感できるようになるまで時間がかかりますが、目の周りに鍼を打ち、肌のターンオーバーを促します。
詳しくは、「美容鍼の効果!目の下のクマにも効き目あり?」をご参照ください。

 

☆美容鍼ならニキビにも効果を期待できるの?

ニキビはでき方や色で次の5種類に分けられます。
・毛穴に詰まった皮脂が白く見える白ニキビ
・毛穴に詰まった皮脂の先端部分が空気に触れて酸化している黒ニキビ
・アクネ菌により皮膚が炎症を起こし、赤く腫れている赤ニキビ
・赤ニキビが悪化して化膿した黄色ニキビ
・腫れている皮膚の中に血が溜まって赤黒く見える紫ニキビ
これら5種類のニキビのうち、美容鍼の効果を期待できるのは、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビの3つです。特に赤ニキビは美容鍼の効果を実感しやすいタイプのニキビです。ニキビの周囲や顔全体に美容鍼を刺して血流を促し、老廃物を排出することによって、ターンオーバーを早めます。黄色ニキビは膿が溜まった状態のため、皮膚科での診療が必要です。抗生剤の塗り薬か飲み薬で治す必要があります。また、紫ニキビはニキビの最終形態と言われるほど悪化した物で、手術が必要な状態です。美容鍼で症状の緩和は期待できず、また一般的な皮膚科でも治すのは難しいとされています。
詳しくは、「美容鍼の効果!ニキビにも効果アリって本当?」をご参照ください。

 

☆美容鍼の効果が気になるならまずは相談から

美容鍼は、トラブルの起こっている患部に直接鍼を刺す方法と原因に対応する身体のツボに鍼を刺す方法があり、症状に合わせてそれらを併用します。顔に使う鍼は直径0.1mm程度の細いものがメインですから、鍼を刺すときの痛みもそれほど強いものではありません。しかし、痛みが心配な場合には、施術を受ける前に鍼灸師に伝えるようにすると、痛みが少ない方法で対応してもらえるはずです。肌の悩みを抱えているなら、相談することから始めてみましょう。

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