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美容鍼の効果!ニキビにも効果アリって本当?

2019.2.1

ニキビというと10代の若い世代の悩みと思いがちですが、20歳を過ぎてからできる大人ニキビに悩まされている女性もたくさんいます。そのため、鍼治療でニキビを治せるなら試してみたいと思っている人は少なくないはずです。ニキビは色によっても分類できますから、美容鍼がどんなタイプのニキビに効くのかも気になるところでしょう。そこで、美容鍼で治せるのはどのタイプのニキビなのか、ニキビをどうやって治療するのかなどについて解説します。

 

☆恥ずかしい大人ニキビ… あなたの対策方法は?

まずは、20代~40代の女性100人に、普段どのように大人ニキビの対策をしているかというアンケートを取ってみました。

 

★自然治癒力に頼る人が多い大人ニキビ

・ニキビには触らないようにして、睡眠時間を増やし、ビタミンを摂るようにする。(30代/専業主婦(主夫)/女性)
・赤ニキビなら潰すと痕が残りやすいので薬局で買った塗り薬で対処して、赤ニキビ以外だったら爪を立てないように絞った後清潔にしてそこから弄らない対策をする。(20代/無職/女性)
・食生活を振り返って脂っこいもの、チョコレート等のお菓子を控え、洗顔を丁寧にする。(40代/パート・アルバイト/女性)
・洗顔後、しっかりと保湿をすることと、タンパク質やビタミン類を含む食事をするように心掛けます。(20代/パート・アルバイト/女性)
・お風呂に入った際の洗顔を1回で済ませているところを、2回に増やすということをしています。あとは灰汁の強い食べ物を控えるようにしています。(30代/派遣社員/女性)
・ターンオーバーを意識して、良くない習慣を改善します。食べ物や化粧品など、心当たりあるものから変えます。(30代/個人事業主・フリーランス/女性)

【質問】 大人ニキビができてしまったら、どのような対策を取りますか?

【回答結果】 フリー回答

調査地域:全国
調査対象:【性別】女性 【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49
調査期間:2017年07月06日~2017年07月13日
有効回答数:100サンプル

今回のアンケートでは、大人ニキビができた場合、多くの人は自然治癒を待っていることがわかりました。睡眠時間や食べ物に気を付けるなど、対策として挙げられたもののほとんどが自然治癒力を高めるためのものでした。ですから、薬以外の方法で大人ニキビを治すためには自然治癒力がカギになるように思われます。では、そのことも踏まえながら、美容鍼がどのようにニキビに作用するのかを見ていきましょう。

 

☆美容鍼がニキビに効果あり?その理由とは?

美容鍼がなぜニキビにも効くのかを解説するためには、まずニキビができるメカニズムを説明しなければなりません。ニキビは、毛穴に余分な皮脂や古くなった角質が詰まり、それを餌としてアクネ菌が異常繁殖するために起こります。ですから、単に毛穴に皮脂や角質が詰まるだけではニキビにはなりません。アクネ菌の餌になる皮脂や角質が毛穴を塞いだ状態で、寝不足やストレス、加齢などによって免疫力や代謝が低下すると、アクネ菌の繁殖が活発になり炎症が起こるというメカニズムです。美容鍼では、鍼を刺すことで真皮層に微細な傷を作り、人が本来持っている修復機能を高め、傷を修復させます。そうすることで、美しい肌の再生を促す美容法です。傷ができると、その部分を修復するために血液や免疫が優先的に集まり、細胞のもとになるコラーゲンやエラスチンの産生量も一時的に増えます。その結果、血行が促進され、皮膚のターンオーバーも正常化するわけです。ターンオーバーが遅れ、古くなった角質がきちんと剥がれずに厚く積み重なると大人ニキビになりやすいため、新しい肌が生まれ変わりやすい環境を整えることがニキビの治りを早くすることにも繋がるのです。

 

☆5種類のニキビ!美容鍼が効くのはどれ?

ニキビには見た目の色や状態によって次の5種類に分かれます。
・白ニキビ
皮脂が詰まった毛穴がポツポツと白く膨らんで見える状態です。初期段階のニキビで「赤ちゃんニキビ」とも呼ばれます。
・黒ニキビ
皮脂線の働きが活発になり、毛穴に詰まった皮脂の空気に触れた部分が黒く酸化して見える状態です。
・赤ニキビ
アクネ菌による炎症の度合いがひどく、患部が腫れて赤く見えるニキビです。
・黄色ニキビ
赤ニキビが化膿した状態で、先端の膿が黄色く見えます。
・紫ニキビ
ニキビの腫れが進行し、患部に血が溜まって紫色に見える状態です。
これらのニキビのうち、美容鍼で効果が期待できるのは、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビの3種類です。なかでも、赤ニキビは美容鍼の治療効果が最も現れやすいニキビです。赤ニキビはターンオーバーの際にうまく古い角質層が剥がれ落ちずに厚く積み重なると起こるニキビですから、美容鍼でターンオーバーが正常化すると症状が軽くなると考えられます。それに対して、黄色ニキビは膿が溜まった状態ですから美容鍼は向きません。皮膚科を受診して抗生剤で治す必要があります。また、紫ニキビまで進行したものは、一般の皮膚科でも対応が難しく手術が必要な状態です。もちろん、美容鍼で緩和させるのは不可能です。

 

☆美容鍼のニキビ治療はどのように?

ニキビに対するアプローチはニキビの周辺に直接鍼を打つ方法と、ニキビの原因となっているストレスや冷えに対処するツボに鍼を打つ方法があり、症状に合わせて併用します。白ニキビは免疫力が下がっているときや、ホルモンバランスが乱れているときに起こりやすく、肝臓の解毒作用が衰えているときには赤ニキビができやすくなります。ですから、それぞれの症状を見て、患部に直接アプローチする鍼と同時に、原因に対処する鍼を打つという方法をとるわけです。赤ニキビは患部が熱を持っているため、まずはニキビのできている周辺に鍼を刺し、血流をよくするところから始めます。鍼を打つことで傷のついた部分の再生が促されるため、遅れ気味になっていたターンオーバーが早まり、古い角質が剥がれ落ちやすくなります。顔全体にニキビが出ているようなケースでは、体質改善も併せてしていくことが重要です。患部にのみアプローチしても、効果が一時的なものになってしまいます。根本的な原因が無くならなければ、一旦腫れが引いてもまたすぐに元に戻ってしまうため、ホルモンや自律神経のバランスの乱れを整え、冷え対策や内臓の働きを整える施術を行います。

☆まとめ

ニキビにも効果があると言われる美容鍼ですが、効果が期待できるニキビと、効果が期待できないニキビがあるため注意が必要です。美容鍼で対応が可能なのは白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビの3種類だけで、黄色ニキビや紫ニキビは対象外です。鍼を刺すと悪化する可能性があるため、皮膚科で適切な処置を受けましょう。美容鍼の効果が最も現れやすいのは赤ニキビですが、赤みが強い場合には定期的に鍼を打ち、徐々に薄くしていくことが大事です。
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