鍼灸コラム

鍼灸師について

鍼灸の資格取得に必要なこと!試験内容と費用は?

2017.7.4

鍼灸師になるためにはセンスや才能も重要ではありますが、それ以上にまずは資格の取得が必要になります。鍼灸師は国家資格ですから、無資格のまま働くことはできません。鍼灸師の資格を取るためには試験の受験やそれにかかる費用が必要となります。しかし、具体的にどれだけの費用を用意してどのような勉強をすれば、無事に資格を取得して鍼灸師として働くことができるものなのでしょうか。必要な勉強内容や費用についてまとめました。

☆鍼灸の資格を取るために!必要な勉強内容は?
鍼灸師の資格に必要な知識は、鍼や灸の扱い方やツボ、東洋医学に関するものだけには留まりません。鍼灸師になるために、人体の構造や西洋医学についても学びます。
まず、ツボだけで約400個あるため、それぞれの場所や効果、そしてツボ周辺に通っている神経や筋肉などについても覚える必要があります。人体の構造を深く知るために解剖学についても学びます。身体の詳細な部位の名称や作用などを知ることが鍼灸師には欠かせない項目なのです。さらに、身体は精神と密接な関係にあるため、心理学も勉強しておく必要があります。学校に通う場合は、実習として生徒同士で鍼や灸の施術を行う科目もあります。
このように、少し挙げただけでも鍼灸師として勉強しなければならない科目はたくさんあるので覚えておきましょう

☆鍼灸師を目指すなら欠かせない!必要な試験は何?

鍼灸師を目指す上で欠かせない試験としては主に大きく分けて3つあります。1つ目は専門学校に入るための入試試験、2つ目は専門学校の卒業試験、そして3つ目が鍼灸師の国家試験です。国家試験を受けるためには、国から認定されている学校や養成施設での技能習得が条件とされているため、一般的にはいずれも避けて通れない道です。
しかし、鍼灸の専門学校に入るための試験はそれほど難しいものではありません。1980年代や1990年代は難しいとされてきましたが、鍼灸業界の浸透や専門学校の増加による影響で倍率は下がっているため、合格についてあまり心配は要らないでしょう。卒業試験に関しても、学校で学んだことをきちんと習得してさえいれば難しくないレベルといわれています。ただ、卒業試験にパスできたからといって国家試験も必ず合格できるとは限りません。専門学校の鍼灸師の合格率は約9割といわれていますし、学校側のサポートもあるため安心ですが、気を抜かないようにする必要はあるでしょう。

 

☆鍼灸師になるにはいくら必要?費用のイメージ調査!

鍼灸師は国家資格が必要ですが、その資格を得るためには一体いくら必要になるものなのでしょうか?世間一般的なイメー1ジとしてはいくら位なのかを調査してみました。

【質問】
鍼灸師の資格を得るために必要となる費用はいくらくらいだと思いますか?

【回答結果】
0~10万円未満:9
10万円~100万円未満:36
100万円~200万円未満:28
200万円~400万円未満:15
400万円以上:12

調査地域:全国
調査対象:【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49
調査期間:2017年06月06日~2017年06月09日
有効回答数:100サンプル

★10万円~100万円未満が最多!約4割が回答
全体の約4割の人が答えていた「10万~100万未満」が最も多い回答でした。

・国家資格なので、お金はかかると思います。(20代/女性/正社員)
・国家資格だから、難易度が高そう。経験を積むために、かなりのお金が必要になると思う。(20代/女性/無職)
・専門学校に行くとなるとある程度はかかると思うから。(20代/女性/学生)

国家資格で難易度が高いため、専門学校に通うためという意見が目立っていました。学校に通うために難易度の高い勉強をするとなると、相応の資金が必要になるというイメージが強いようですね。次いで多かった意見が「100万円~200万円未満」でした。

・専門学校の学費などを考えると、これくらいは最低でも必要だと思いました。(30代/男性/個人事業主・フリーランス)
・国家資格で難易度も高いので、100万円程度必要なのではないかと思います。(40代/男性/正社員)

理由としては最も回答が多かった「10万~100万未満」の意見とほぼ同様で、国家資格で難易度が高いから、専門学校に通うからといったものでした。金額の規模が異なるだけで、考えの傾向としては殆ど同じだと言えそうです。

アンケートの結果、「10万~100万未満」や「100万円~200万円未満」といった意見が多くなっていましたが、理由は共通して、国家試験で難易度が高いから、あるいは専門学校に通うからというものでした。国家資格取得のために学校で勉強をするとなると、100万円や200万円前後の金額が妥当だと思うのかもしれませんね。

 

☆鍼灸師になるために!かかる学費はどのくらい?

鍼灸師になるためには、まず国家資格を受験するための受験資格が必要となります。受験資格は専門学校や大学などの養成学校で3年間、もしくは4年間の通学が条件です。つまり、学校に行かないと受験資格は得られないので、受験費用や参考書代だけではなく、学費も必要不可欠な項目となります。
学費がいくらになるのかは学校によっても異なりますが、3年間に渡って専門学校に通う場合は相場で400万円や500万円ほどかかるとされています。大学の場合は4年生なので、さらに100万円から150万円程度上乗せされます。また、入学する年は入学金も支払う必要があるだけで、1年目だけで200万円程度必要になることも珍しくはありません。
専門的に国家資格のために必要な知識を学ぶ学校ですから、決して安くはないというのが現状です。

☆学費以外にもかかる?鍼灸師志望に必要な費用は?

鍼灸師の資格を得るには、学費以外の面でも資金が必要となる面は多々あります。まずは、学校で勉強をするために必要な教科書代や白衣代などです。大体の専門学校ではこれらの備品に関しては学費に含まれていないので、別途で購入しなければなりません。費用としては大体20万円や30万円程度になります。さらに、校友会の費用として数万円ほど支払うことになる学校もあるので注意です。また、実際に国家試験を受ける場合は、受験のための手数料として11,600円かかります。はり師ときゅう師に分かれるので、鍼灸のどちらの資格も取るということであれば、2倍の23,200円かかるので覚えておくことをおすすめします。

 

☆高い費用がかかっても安心?給付金の支援を受けられる!

鍼灸師には学費だけでかなりの費用がかかるということを考えると敷居が高く感じるかもしれませんが、実はそんな人のための救済措置があります。厚生労働省により定められている教育訓練給付制度を活用することです。
教育訓練給付制度とは、労働者あるいは離職者が、教育訓練講座を自費で受講して修了した場合、本人がその支払った学費の一部を支給してもらう給付制度になります。どんな学費でも申請できるというわけではありませんが、鍼灸学科の場合は厚生労働大臣によって指定されているため適用が可能です。条件次第ではありますが、ハローワークに行くことによって最大で学費の一部である144万円まで支給してもらえます。
学費の支払いで生活がひっ迫している、高い学費のお金を少しでも取り戻したいということなら、活用しない手はないでしょう。

☆まとめ

鍼灸の国家資格を得るには専門学校を始めとした養成学校への通学が必要不可欠ですが、きちんと学校で学んだことを活かせれば、さほど難しいことではありません。学費に関しても、教育訓練給付制度を利用してハローワークで給付金を受け取れば、金銭面の負担を軽減できます。これから鍼灸師の資格を取りたいと考えているのであれば、必要な費用を把握し、金銭面や勉強面での対策をきちんとした上で行動してみてください。

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