鍼灸コラム

鍼灸師について

外国で鍼灸師を目指す!必要な資格や就職のコツ

2017.7.11

鍼灸師として働くのなら、外国での勤務や開業をするというのも1つの選択肢になります。国によってどれだけ鍼灸師の職業が受け入れられるものなのか、どれだけ需要があるのかは異なりますが、とてもやりがいのある挑戦だと言えますから視野に入れてみることをおすすめします。外国が好きな人ならなおさら鍼灸師としての働き口はチェックしておきましょう。今回は、海外で鍼灸師として働く場合、必要となる資格や就職するためのコツについてまとめました。

 

☆外国の鍼灸事情は?日本との差はあるの?

日本や中国で広く知られているイメージの強い鍼灸師という仕事ですが、実はアメリカの鍼灸業界は非常に盛んです。カリフォルニア州やニューヨーク州を筆頭として、アメリカ国内には約2万人もの鍼灸師が在籍しているといわれています。つまり、それだけ需要のある職種として認められているということです。さらに、アメリカの鍼灸技術は日本よりも進んでおり、日本人の鍼灸師が技術向上を目指してアメリカに進出しているケースも珍しくないほどです。
鍼灸は本来、東洋医学のジャンルということもあって、日本人からするとアジア圏で発展しているというイメージがなかなか払拭できません。しかし、今後はどんどんアメリカをはじめとした外国での鍼灸業界や、技術の発展に大きな期待が持てるのは確かと言えるでしょう。世界的にも認められる鍼灸師を目指すのなら、日本よりも技術が進んでいるアメリカで技術を身に付けるべきだとも考えられます。

 

☆日本人の鍼灸師が海外で働くのは可能なの?

日本人の鍼灸師が海外で働くことができるかどうかですが、結論から言えば、働きたい国によって異なります。オーストラリアの場合は国家登録が求められますし、アメリカの場合は州ごとに免許制度が設けられているため、働きたい場所に応じて免許の取得をしなければなりません。殆どの場合は、日本で取得したはり師やきゅう師の国家資格は海外で通用しないものだと思ったほうが良いでしょう。
また、海外の免許を取得するには、現地の専門的な学校で勉学をする必要が出てきますから、資格の取り直しを一からするようなものです。技術力に長けた鍼灸師であれば、さほど難しい問題ではないかもしれませんが、少なくとも手間と時間を費やす必要はあります。不可能ではないものの、国内で働くよりは敷居が高めになるので、海外で働きたいなら相応の覚悟が必要となります。

☆日本人の鍼灸師が海外で働くのは可能なの?

 

☆船上で働く道もある?豪華客船で働く鍼灸師とは?

日本の鍼灸師をはじめとして、世間的に注目を浴びているのが船上で働く鍼灸師です。クルーズをする豪華客船に乗り込み、鍼灸治療のサービスに対応するための鍼灸師の仕事になります。スパやマッサージの一環として鍼灸師による鍼灸治療も受け付けるために、外国の会社が積極的に日本人の鍼灸師を採用しているのです。
採用された場合は研修ののちに契約を結び、クルーズをする豪華客船に乗り込みます。船に住み込みをしながら働くので、1度の契約につき4ヶ月程度は乗船し続けるというものです。決して楽な仕事ではありませんが、ユニークかつ旅の気分も味わうことができますし、何よりも各国のお客様に鍼灸治療の魅力を広めることができるので、人気となっています。外国で働きたいと考えているのなら、こういった場での就職も検討してみると良いでしょう。

 

☆外国で働くための条件!必要となる資格は何?

海外で鍼灸師として働きたいのであれば、まずはその国で働くための条件を守る必要があります。アメリカの場合は、州ごとに設けられている鍼灸師の資格試験を受け、合格して免許を取得することが条件です。現地で必要となる鍼灸師の資格さえ取っておけば、ほかには原則的に必要ありませんが、資格を取る条件を満たすために数週間や数ヶ月の時間を費やす必要が出てくるケースは珍しくありません。
逆に、国によっては日本の鍼灸師の資格がそのまま使えるという場合もあります。鍼灸に関する規則が緩い国の例を挙げると、ニュージーランドがあります。就労ビザさえ持っていれば、現地の資格がなくても日本の国家資格さえ持っていれば問題ないとされているので、就職口さえあればすぐに働けるのが魅力です。それだけではなく、鍼灸は医療として分類されないために、無資格ですら問題ないという決まりがあるほどです。
このように、国によって必要な資格や敷居の高さが全く異なりますから、自分が行きたいと思う国はどんなルールなのかを確認してみてください。

 

☆スムーズに海外で働くために!就活に成功しやすい流れは?

海外で鍼灸師として就職口を見つけるには、まずその国のルールを把握し、必要な資格や就労ビザなどを取得しておくことが先決です。これを徹底するかしないかで、無事に就職できるまでの期間に大きな差が出る場合があります。それから求人の情報には目を光らせることも大切です。こまめにチェックし、鍼灸師の仕事がないかどうかを見てみましょう。
また、どうしても就職口が見つからないけれど、海外で鍼灸師として働きたいのであれば、ボランティア活動という方法もあります。ボランティアなので給料はもらえませんが、鍼灸師としての経験を積んだり、技術を向上させたりできますし、そこから仕事を紹介してもらえる可能性もありますから、やってみる価値はあると言えるでしょう。

☆スムーズに海外で働くために!就活に成功しやすい流れは?

 

☆海外で働く魅力は何?日本の鍼灸師とはまた違うやりがいがある?

鍼灸師として海外で働くことには一体どんな魅力があるものなのでしょうか?日本で働くのとはどんな違いがあるのかを知るため、海外で鍼灸師として働くメリットについてアンケート調査を実施してみました。

【質問】
海外で鍼灸師として働くメリットは何だと思いますか?

【調査結果】
フリー回答

調査地域:全国
調査対象:【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49
調査期間:2017年06月06日~2017年06月09日
有効回答数:100サンプル

★仕事の可能性が広がる!?需要の高さに期待が持てる

・珍しいので重宝されると思う。(40代/女性/個人事業主・フリーランス)
・日本ほど普及していない国ならば、ライバルが少ないのでシェアを広く保てると思うからです。(40代/女性/個人事業主・フリーランス)
・欧米では日本より針治療の効果が認められ、医療費の節約として浸透しているので需要が高い。(30代/女性/パート・アルバイト)
・中国では、本場なので歴史と本場のプロに習う事が出来、スキルアップできると思う。(30代/男性/正社員)
・東洋医学はまだまだ浸透していないと思います。海外の方にも鍼灸を広めたら喜ぶかと(40代/女性/パート・アルバイト)

珍しい職業だから希少性が高く、需要もありそうというイメージが強いようです。国によっては既に鍼灸の技術が広まっており、需要の高い職業として知られているケースもあることがわかりましたね。ほかにも、東洋医学の技術を広められると答えた人や中国ならスキルアップができると回答した人もおり、鍼灸師が海外で働くやりがいは数多くあると言えそうです。

 

☆まとめ

日本の資格が通用するのか、また新たに資格が必要なのか、需要があるのかなどは国によって異なります。しかし、豪華客船に乗り込むようなユニークな仕事がありますし、何より東洋の技術を外国に広めたり、日本以上の高い技術を学んだりできるなど、海外だからこそできることは多くあります。日本では感じることができないような鍼灸師としてのやりがいもありますから、鍼灸師として成長し、高い技術を得たいのなら、海外での就職を検討してみてはいかがでしょうか?

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