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校長あいさつ

校長あいさつ

竹内校長
校長 竹内 廣尚(たけうち ひろなお)
●略歴
群馬県立渋川高等学校卒業、東洋鍼灸専門学校本科卒業、東京医療専門学校柔整科卒業、柔道整復師専科教員資格取得、東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科卒業、竹内鍼灸治療院院長、研究発表(日本慢性疼痛学会・人体科学会・日本東方医学会・日本伝統鍼灸学会、)、論文(東洋医学とペインクリニック―大阪医大・2本、日本伝統鍼灸学会・1本)

 我が東洋鍼灸専門学校の創立者、柳谷素霊先生は教育(学生を育てる)、著書(伝える)、臨床(治療する)の三つの大きな柱を立てておられました。

 四代目校長 石野信安先生は、柳谷素霊先生について、『先生の眼差しは常に日本の鍼灸、いな世界の鍼灸に向けられ、鍼灸古典を現代に活かす実践の道は何かと、全身全霊を打ち込まれていた。そこには微塵の私心はなく、弟子のため後輩のためへの努力であった。すなわち次代へ伝統を如何に引継ぐかにあった。』『先生の教育は文筆により、講演により、又実地治療の場に於いて超人的に指導された。そしてその影響力は日本だけではなかった。昭和30年6月からフランス鍼学会からの招聘により渡仏、フランス、ベルギー、西ドイツの学会に日本鍼術を紹介し、9月帰国されたのもその一例である』『先生の人間的魅力は、その幅の広さ、底知れぬ包容力にあった。そして磊落に見える反面、実に繊細な心の響きを感じさせられた。時には茶目っ気も持ち合わせていた。』『先生の眼はいつも澄んでいた。私心のない無我の境地に処し、しかも学と術に秀でた先生に神は指導者としての天分を与えたのであろう』と、書かれている。

 三代目校長 間中喜雄先生は(私が学生の時の校長先生です)こんな事を書いています。『診療所の看板に[四肢要穴研究所]と書いてあった。なるほど、この頃には、五行穴をどうシステム化して用いるかという考えが日本では殆ど失われていた。[四肢要穴]では、カッコウがよくないというので、今の経絡治療というコトバに変更したのだそうである。だから、「経絡治療」は、もとは中国でできたものであるが、育ったのは日本である。今の中国には、こういう形の「経絡治療」は存在しないといってもよい。例のシュミット氏が来日し、更に柳谷さんが渡仏し、バラ―デュポンの所で「経絡治療」を普及教授して、この考えは、スリエドモランの伝えた「純正中国鍼」と一緒にフランスの鍼家に大いに影響を与えた』と、こんな風に経絡治療の名前が生まれました。

 伝統ある東鍼校の校長として、あらためて、柳谷素霊先生の偉業を明らかにし、東鍼校の先生方の力を結集して新たなエネルギーを生み出し、素晴らしい学生を世に送り出せるように頑張りたいと思います。

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