創立者・歴史 |鍼灸・あんまの学校 針灸教育の名門 東洋鍼灸専門学校

創立者・歴史

創立者・柳谷素霊

日本鍼灸世界化の先駆者・柳谷素霊

鍼灸医学界の世界的権威者である、学校法人素霊学園・東洋鍼灸専門学校創立者・柳谷素霊は、昭和30年、フランス国際鍼灸学会の招待を受けて渡欧、フランス医師団の目の前で日本鍼灸の極意を披露しました。柳谷素霊の「神の手」の如き「技」と「術」にフランス医師団は大きな衝撃を受け、驚嘆したと言われています。フランスのメディアによって日本鍼灸が大々的に紹介され、柳谷素霊の鋭敏な感性と腕前の凄さが大反響を呼び、日本鍼灸の爆発的なブームが起こりました。パリでは柳谷素霊の争奪戦が繰り広げられ、行く先々で5000名以上の医師達に強い影響力を及ぼし、日本鍼灸の威信をかけた柳谷素霊の世界進出は世紀の躍進を遂げて中国の鍼麻酔に匹敵する歴史的な快挙となりました。

素霊が訪問したベルギー、ドイツ、スイス、イタリアにおいても、日本鍼灸が一躍脚光を浴び、北米・アジア太平洋地域・中国・香港・韓国・ネパール・ベトナムから医師・医学博士が続々と来日、柳谷素霊の門を叩いて弟子入りするなど、当時は、日本鍼灸が世界鍼灸をリードしていたと言っても過言ではありません。

鍼聖・柳谷素霊の大いなる遺産

柳谷素霊の豪放磊落、大胆かつ繊細な感性、慈母の如き温かい思いやりと清濁あわせ呑む包容力、たぐい稀な臨床力、指導力、文章力、抜群のカリスマ性と圧倒的な存在感、そして偉大な業績は伝説的な語り草となって脈々と現在に語り継がれ、本校教育実践課程の根幹を成しています。

柳谷素霊は、「温故知新の精神」をもって「古典に還れ」と提唱、膨大な古典資料を探求しました。古典の奥義に光を当て、「古典の真髄」を現代から未来に輝かせるため、優れた洞察力、識別力、分析力、判断力をもって過去から現代に至る道程を見極め、基本に忠実にして普遍の原理原則を堅持しつつ、古典の科学化を推進しました。急逝する直前に執筆した『鍼灸の科学・実技編』と将来を見据えた50余冊に及ぶ入魂の著作は「未来の素霊学」として貴重な宝であります。

すでに多くの著書が絶版となっている為、変色したボロボロの原本の復刻発刊に着手しました。

柳谷素霊

創立者 柳谷素霊

世界的鍼灸医学界の権威者、鍼聖・柳谷素霊は、第1次・第2次世界大戦後(大正から昭和の時代)の激動と混乱のなか、臨床家、教育者、哲学者として日本鍼灸界の危機的な衰退を防ぎ、業界の発展と後進の育成に卓越した手腕を発揮しました。

当校創立者の柳谷素霊は、これらの古典を読むことを重要とし、「古典に還れ」と唱導しました。当校では師の素志を受け継ぎ、古典読解のための授業を設け課外でも積極的に勉強会が催されています。

昭和28年、29年には著名なフランスのバラー・デュポン医学博士、 ドイツのヘルベルト・シュミット博士、カナダのハンス・セリエ博士が続々と来日して活発な国際交流を展開。特にフランスのバラー・デュポン博士は、柳谷素霊の磨き抜かれた「術」と「技」に深い感銘を受けて3カ月間弟子入り。
柳谷素霊に心酔したバラー・デュポンは、帰国後、柳谷素霊のフランス招聘に尽力し、昭和30年、柳谷素霊は国際鍼灸学会の招聘を受けて渡欧、その直後、フランスの医師団の前で見事な鍼さばきをもって日本鍼灸の極意を披露、柳谷素霊の『神の手』の如き「術」と「技」に大きな衝撃を受け、驚嘆したと言われています。フランスのマスメディアにより日本鍼灸が大々的に紹介され、その反響は著しく、パリでは柳谷素霊の争奪戦が繰り広げられたとのこと。行く先々で約五千名以上の医師達に大きな影響を及ぼしたことは伝説的な語り草となっています。
フランスで日本鍼灸の一大旋風が巻き起こる中、柳谷素霊が訪問したドイツ、ベルギー、イタリアでも日本鍼灸が一躍脚光を浴び、当時は日本が世界鍼灸界をリードしていたと言っても過言ではない時代でした。日本鍼灸国際化の先駆けとなった柳谷素霊の崇高な思想と精神、その偉大なる数々の業績は燦然と輝きを放って脈々と語り継がれ、本校に強い影響力を及ぼしています。本校は柳谷素霊の大いなる遺産を受け継ぎ、発掘し、現代に光輝かせて更なる新しい創造と進化を遂げ、本物の伝統を未来に託す重責を担った誇り高き専門学校です。

写真で見る海外での業績

昭和30年(1955)6〜9月にフランス国際鍼学会の招聘により渡欧。海外に日本の古典鍼灸術を紹介しました。

  • バラーデュポン博士の治療室で実技指導。
    バラーデュポン博士の治療室で実技指導。後向はデュポン博士
  • フランス医師に鍼の実技指導をする柳谷素霊
    フランス医師に鍼の実技指導をする柳谷素霊
  • デュポン氏とともに治療所にて
    デュポン氏とともに治療所にて

素霊が残した書籍

素霊が残した書籍
『秘法一本鍼伝書』『最新鍼灸医学摘要』『秘伝名灸図解』
『鍼灸医術の門』『図解鍼灸実技』『校訂十四経兪穴学』
『図解按摩術』『五十からの青春』『鍼灸の科学』
『合類鍼灸医科学』『禁穴論返し鍼法』『簡明不問診察法』
『小児絶対健康法』『補瀉論集』『鍼灸治療医典』 『強壮灸と治療灸』
『八木下九十翁実験実証/脈診による鍼灸治療法』 『註解黄帝内経霊枢(九巻)』
『鍼灸兪穴学治療学講義』 『鍼灸医学全書(全4册)』
ほか多数…

素霊選集と遺志

鍼灸は古典に還り、事実求是、親試実験の精神によって、玉石混淆の古典理論の検証・洗い直しを行い、真に臨床に役立つ理論の構築を成し、さらには、その科学化を探求する。”

昭和十年以降、当校創立者である柳谷素霊は、上述のようなことを各誌に投稿し、檄を飛ばし、鍼灸医学の向上に邁進しました。
鍼灸の学問的解明の重要性を唱え続ける一方で、実はそれ以上に重視していたのが、日本及び中国の伝統鍼灸の技術の継承・発展でした。臨床実践に役立つ真の技術(つまり精神を含めた術)を受け継ぎ、それを深化発展させることでした。それは次の文で伺うことが出来ます。

“けれども鍼灸は『技術』である。『技術』を離れて発展はない。『技術』を離れた鍼灸はなる程その方法によっ て科学の美名で飾られるかも知れぬ。所謂科学化が為されるかも知れぬ。けれどもそれは既に生命を失った鍼灸であり、解釈される鍼灸学であっても鍼灸を産出する鍼灸術とはなり得ないであろう。”

医道の日本・巻頭言『鍼灸の理想』・昭和十五年二月号より

また、技術修得の難しさも述べ、技術を自分のものにするには、十分に時間をかけて、昔からある訓練法を段階的に積み上げて、百錬自得することの重要性を説きました。

“鍼術はその一本の線体を生活体に挿入し、上下左右旋撚、回旋、挙上、押入するによりて、千差万態の現象を生起せしめるものである。今日は刺激の強弱のみに力点を置いているが、その劇易に関してはあまり注意を払わぬ傾向があるかにみえる。鍼の妙味を会得できない一つの原因ではあるまいか。”

医道の日本・巻頭言 『鍼灸の妙味』・昭和十四年三月号より

“鍼術はその一本の線体を生活体に挿入し、上下左右旋撚、回旋、挙上、押入するによりて、千差万態の現象を生起せしめるものである。今日は刺激の強弱のみに力点を置いているが、その劇易に関してはあまり注意を払わぬ傾向があるかにみえる。鍼の妙味を会得できない一つの原因ではあるまいか。”

医道の日本・巻頭言 『鍼灸の妙味』・昭和十四年三月号より

“故・吉田弘道先生は学生に諭すに、必ず、毎日自分の太腿に一本の鍼でよいから、稽古をせよと、きつく言ったものであった。翻って、今の教育界を眺めるに生き物通し、堅物通し、三味線糸通しはもちろんのこと、浮き物通しの修行さえ怠る始末である。これでは、あの微細精妙な鍼を自在に駆使することはできないのが当然である。想いをここに致して、将来ある鍼医の一大奮発をのぞんで止まないものである。”

医道の日本・巻頭言『手技の修行』・昭和二十八年十月号より

素霊選集
また、柳谷素霊は正確な穴を取る為には、身体の状態をよく把握していることが重要であるとして、現代医学を熟知することと合わせて、あん摩経験の重要性を説きました。日々、人の身体をあん摩して身体各部の状態を熟知し、さらには正常(健康)時、異常(病気)時における状態を知ることによって、はじめて異常反応を呈した穴を探り当てることが出来る、と考えていたのです。
学と術は車の車輪の如きものであり、どちらかを重視し、どちらかを軽視するのではなく、調和を計る事が重要なのです。鍼灸においても同じことです。 最近の教育の現状をみると本当の臨床と乖離しがちな学の面に傾き過ぎる場合があります。しかし、学と術との調和を計り、なおかつ技術を重視した教育を目指す事が、創立者の遺志を継ぐことであり、伝統鍼灸術の継承、発展に寄与する人材の育成になるものと考えます。

教育理念と本校の特徴

教育理念

創立者・柳谷素霊の「温故知新」の教えを継承し、古典(素問、霊枢、難経)から始まり現代に至る鍼灸道の成果を後世に伝え、
発展させていくことを教育理念とする。

教育目標

史と伝統に培われた日本独自に発展を遂げてきた鍼灸医学を継承する。独立開業を目指し、プロフェッショナルにふさわしい知識と技を修得する。
情操教育により、知性と教養、道徳性と社会性を備えて心身の健全かつ感性豊かな人間性を形成する。

教育設備

素霊記念館(柳谷素霊の遺作と遺品)図書館、閲覧室、実技棟、学生サロン、附属臨床施術所、パティオ、講堂(多目的ホール)完備。
最先端のIT技術を駆使した2Fの臨床施術所のPBL型臨床実技実習授業を、1Fのカンファレンス・ルーム7台のハイビジョンに繋いで
一体化した映像による授業の実況中継を実現しました。

本校の特質

聖・柳谷素霊は「鍼灸はあくまでも臨床の医学である。」ということを念頭に、「我々は古典的、臨床的、経験医術的立場を堅持することにより
古典的鍼灸の臨床的現場を惜しげなく露呈し示し、研究素材を提供し、鍼灸の科学化を推進する重責を担っている。」と説いています。
本校では、東洋医学の本質を理解するために古典の奥深いところに光を当て、過去から現在にいたる伝統鍼灸の真髄を探求しつつ、
「温故知新」、「百練自得」、「愛と思いやり」の精神を心底に据え、国民の健康と保健に寄与するプロ鍼灸師の育成を行っています。

創始者の理念を引き継ぎ、第一線で活躍する卒業生

本校の創始者柳谷素霊は『崇高な思想と精神』をもって『古典の奥義(真髄)』を探究、厳しい修練によって磨き抜かれた『術』と『技』はフランスのみならず、ヨーロッパにも一大旋風を巻き起こし、日本鍼灸が世界鍼灸界をリードしていた時代でもありました。 過去・現在・未来の『素霊学』は本校の一期生に受け継がれ、現代に至るまで脈々と強い影響力を及ぼしています。

名誉ある叙勲者となられた一期生から現在に至るOBの諸先生
日本鍼灸師会 元 会長 故中村万喜男(紫綬褒章 叙勲者)
広島県鍼灸師会 元 会長 時本忠院(旭日勲三等 叙勲者)
青森県鍼灸師会 元 会長 保科省三(旭日勲三等 叙勲者)
秋田県鍼灸師会 元 会長 吉岡興 (旭日小綬章 叙勲者)
福島県鍼灸師会 元 会長 高橋秀行(旭日双光章 叙勲者)
※上記の五名の他に、多数の叙勲者が存在しておられる様で調査中
平成26年度に至る、業界団体の重職を担っているOBの諸先生
  • バラーデュポン博士の治療室で実技指導。
    経絡治療学会
    会長 岡田明三
  • フランス医師に鍼の実技指導をする柳谷素霊
    日本伝統鍼灸学会
    会長 形井秀一
  • デュポン氏とともに治療所にて
    東京都鍼灸師会
    会長 高田常雄

テレビ番組に出演されて、第一線で活躍されているOBの諸先生

  • 岡田明三  テレビ東京……元都知事石原慎太郎の「主治医が見つかる診療所」
  • 川井健董  テレビ東京……元首相小泉純一郎の主治医「主治医が見つかる診療所」
  • 形井秀一  NHKテレビ…「あさイチ」
  • 形井秀一  NHK・TV…【朝いち】各界の著名人を治療。
  • 竹村文近  フジテレビ……「タモリの笑っていいとも増刊号」、 TBSテレビ…「Gメン99」
  • 寺門琢己  フジテレビ……「ザ・ベストハウス123」