在校生向けイベント~石野尚吾先生による「婦人科疾患と漢方治療」~を開催しました! |鍼灸・あんまの学校 針灸教育の名門 東洋鍼灸専門学校

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2014.11.20 Thu
在校生向けイベント~石野尚吾先生による「婦人科疾患と漢方治療」~を開催しました!

在校生向けイベント~石野尚吾先生による「婦人科疾患と漢方治療」~を開催しました!

今回の特別講義は、石野尚吾先生の「婦人科疾患と漢方治療」。

特に更年期とその前後期の症状についてのお話だということで、予定が発表された時よりずっと楽しみにしていました。なぜなら、婦人科疾患について我々男性陣は話を聞くことでしか勉強できないし、現代の過酷な社会環境を乗り越えていくには家庭や女性の笑顔が大切で、それに貢献していきたいという思いが鍼灸を目指した動機の一つになってもいるからです。

石野尚吾先生は、3代続くドクターのお家柄で、西洋医学、東洋医学に精通し、漢方薬(湯液)や鍼灸も交えて治療されているとのことで、内容は決して易しいものではありませんでした。
しかし最後まで、臨床の現場を実際に拝見しているような緊張感を持ちながらも、楽しく参加することができました。

講義は、本校創立者の柳谷素霊先生のお話から始まり、前半部は漢方薬(湯液)の処方と症例を中心としたお話でした。鍼灸師では直接扱えない湯液についても、神農本草経、傷寒論、金匱要略などの古典に目を通してきたつもりでしたが、まだまだ勉強不足で、後で調べるためにキーワードをメモするので精一杯でした。
婦人科疾患は、筋肉や関節など運動器のそれに比べデリケートで、ほかの疾患に隠れて見えにくいという印象を受けます。
これを鍼灸と病院との連携で診ていくことができたら、という希望と、そのためにもっと勉強しなければ、という思いを感じました。

難解な漢方薬(湯液)のお話の終わりに、東西両医学で同時治療をすることを教えていただきました。
これは東西医学を混ぜて一緒にするのではなく、別々並列に東洋医学であれば証を立て西洋医学では病名をつけて処方していくということ。
東洋医学の目で透視して、西洋医学の目で透視して…
先生には、患者さんや病が立体的に見えているんだ、と直感し、古典の中にしか出てこない超人の血が現代にも受け継がれていることを感じ、身が引き締まる思いがしました。

最後は腰痛の話で、鍼灸の有効性を数値化し、エビデンスを基にした医学統計の基本を見せていただきました。

講義全体を通して、古典に立ち返って噛み砕き、現代でも通用するよう自分のものにしていく。
難しいことであっても、一歩ずつ鍼灸を科学化して誰にでも信頼され、みんなに役に立つようにする、というメッセージをいただきました。
今まで教わってきた柳谷素霊先生の思いにつながる部分を現代医療の最先端の現場の言葉で直接うかがえたことは何よりためになりました。
この講義によって自分のうちに芽生えた言葉を大切にして日々学び続けたいと思います。

鍼灸あん摩マッサージ指圧科昼間部2年 斎藤仁丸

参加者の声:
● 前期の授業で時間が足りずに詳しく聞けなかったテーマでしたので、今回お話を聞けて良かったです。漢方と鍼灸の理論は通ずるところがあるので、勉強になりました。個人的にも漢方薬の服用経験があり、関心がたかく、石野先生の講義が大好きです。また機会があると嬉しいです。ありがとうございました。
●久しぶりの石野先生の講義を受けることができ、とても貴重な時間を過ごしました。先生の講義はとてもユーモアがあり、その中に重要なことも教えてくださるのでとても楽しむことができました。
●漢方においてもっと勉強しておけば今回の前半の講義をもっと理解できたかと反省しました。腰痛については特に調査結果が興味深かった。
●色々な症例を聞かせていただき勉強になりました。子宮筋腫などについてももっといろいろ聞きたかったです。
●婦人科疾患の症例が多く勉強になりました。ありがとうございました。
●正規の授業の時に学べなかったことをレクチャーしていただけたのでよかったです。婦人科は先生の専門なので、症例がたくさん出てきて勉強になりました。そこで心身一如の重みもよくわかりました。患者さんの人生で背負っているものは肩代わりできませんが、体だけでも楽にして差し上げることの大切さを思いました。